最新記事

大量殺人

イスラムを崇拝し、恋人を求め、被害妄想があった? 米スーパー銃撃犯の素顔

Ahmad Alissa's Facebook Posts About Islam, Hacking and Needing a Girlfriend

2021年3月24日(水)18時00分
カレダ・ラーマン

アリッサの兄、アリ・アリウィ・アリッサのフェイスブック(やはり23日に削除された)の記事によると、彼の家族はシリアのラッカ出身だ。

アリッサの兄は、家族はコロラド州に20年間住んでいること、そして犠牲者に対して「本当に申し訳ない」と思っていると述べた。当局は銃撃事件後に、家族が住む家の捜索を行ったという。

弟のことは、「非常に反社会的」で被害妄想があり、精神的に病んでいると思っていたと語った。

「(事件は)政治的なメッセージではなく、精神疾患のせいだ」と、兄は言う。「あいつは高校時代にひどくいじめを受けていた。もともとは社交的な子供だったが、高校に行ってからいじめにあって、反社会的になっていった」

アフマド・アリッサのこれまでのフェイスブックの投稿には、兄が指摘した被害妄想の兆候が表れていた。

「電話のプライバシーに関する法律には興味がある。私が通っていた高校は、私の携帯電話をハッキングしていたからだ。法律でなんとかできるかどうか、誰か知っている?」と、彼は2019年3月に投稿した。

2019年7月には、「人種差別的なイスラム嫌いの人々が、私の携帯電話をハッキングするのをやめて、本来の普通の生活を送ることができることができれば」と、いうコメントも投稿している。

今年7件目の大量殺人

23日の記者会見で、当局は店内で警察との銃撃戦になったとき、アリッサが足を撃たれたことを明らかにした。

彼は病院で治療を受けており、その後、郡刑務所に収監されることになっている。

ボールダー郡のマイケル・ダハティ地方検事は、捜査当局は犯行の動機は明らかではないものの、単独の犯行だと考えていると語った。

22日の銃撃で殺害された10人には、ボールダー市の警察官エリック・タリー(51)が含まれていた。

当局は、犠牲者の家族に通知した後、他の9人の犠牲者(年齢は20歳から65歳まで)の名前も公表した。

AP通信によれば、ボールダーの事件は、今年になってアメリカで起きた7件目の大量殺人事件だ。1週間前の3月16日には、ジョージア州アトランタのマッサージ店3軒が相次いで襲撃され、8人(そのうち6人がアジア系アメリカ人女性)が死亡する事件が起きている。


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

経産省、ラピダスへの6315億円の追加支援決定 総

ワールド

宇宙船オリオン、4人乗せ地球に無事帰還 月の裏側を

ワールド

アングル:イラン戦争でインフレ再燃、トランプ政権に

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、中東停戦維持期待で安全資産
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 5
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中