トランプ氏、クックＦＲＢ理事に改めて辞任要求 「応じなければ解任」

トランプ米大統領は２２日、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のクック理事が辞任しなければ解任すると述べた。写真は２０２４年６月、ニューヨークで撮影（２０２５年　ロイター/Shannon Stapleton）

［ワシントン／ジャクソンホール（米ワイオミング州）　２２日　ロイター］ - トランプ米大統領は２２日、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のクック理事が辞任しなければ解任すると述べた。

トランプ氏は２０日、クック氏の住宅ローン契約を巡る不正疑惑が指摘されたことを理由に挙げ、辞任を要求。これを受け、クック氏は「辞任するつもりは全くない」と述べていた。

クック氏はこの日、この件に関して追加的にコメントすることはないと述べた。

クック氏は黒人女性初のＦＲＢ理事で、バイデン前大統領が指名したＦＲＢ理事３人のうちの１人。米下院金融サービス委員会の民主党筆頭マキシン・ウォーターズ議員は、クック氏に対する疑惑はトランプ氏に忠実な人物に交代させるための口実として作り上げられたものだとし、ＦＲＢの独立性を損なおうとする取り組みの一環だとして非難した。