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宗教クウェート小売業組合が仏製品をボイコット 学校授業でのイスラム風刺画使用への抗議り

クウェートの小売店の生活協同組合は、表現の自由に関するフランスの学校授業で教師がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を使用したことへの抗議として、フランス製品をボイコットしている。写真はクウェート市内のスーパーマーケット。10月25日撮影(2020年 ロイター/Ahmed Hagagy)
クウェートの小売店の生活協同組合は、表現の自由に関するフランスの学校授業で教師がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を使用したことへの抗議として、フランス製品をボイコットしている。
70以上の事業所で構成される生協は、10月23日の回覧文書でボイコットを指示。ロイターが25日に訪れたいくつかの生協店舗では、美容製品などフランス製の日用品が既に棚から撤去されていた。
組合トップはロイターに対し、預言者ムハンマドに対する「度重なる侮辱」が理由で商品を撤去したと述べた。
イスラム教徒は、預言者のいかなる描写も冒涜とみなしている。この授業を行った教師は今月、イスラム過激派とみられる容疑者に首を切られ殺害された。
クウェートの生協では、政府の補助金を受けた食品や生活必需品を販売しており、同国の小売りセクターの大きな部分を占める。
統計当局によると、クウェートのフランスからの輸入額は2019年に2億5500万ディナール(8億3470万ドル)に達している。
フランス政府は各国にボイコットをやめるよう呼び掛けている。

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