最新記事

ファッション

韓国、コロナショック下でなぜかレギンスが大ヒット 一方で「TPOをわきまえろ」と論争に

2020年7月28日(火)13時15分
ウォリックあずみ(映画配給コーディネイター)

コロナの影響で韓国では「レギンス」が空前のブームとなっている。rudi_suardi - iStockphoto

<コロナ禍のなか、ファッション業界の一部では売上が伸びている。そこには各国の自己表現の違いも──>

今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、様々な業界において景気の悪さを耳にすることが多いが、アパレル・ファッション業界も厳しい状況に追い込まれている。海外ブランドの日本撤退や売り上げ低迷などの暗いニュースが続いているが、意外にも売り上げを伸ばしているアイテムがあるという。

多くの企業がテレワークを取り入れ、ビデオ会議を活用するようになった。また、なかなか会えない友人らとZOOM飲み会が流行った結果、日本ではシャツやブラウス等トップスの売り上げが去年を上回るほど好調なのだという。ボトムは見えなくても上半身は変えたいという需要が広がっているためだと言われている。

最近若者の間ではその流行が注目されているお隣の国・韓国でも、今年はアパレル・ファッション業界が厳しいようだ。今月22日発表された統計によれば、サムスン物産ファッション部門第1四半期の売上高は3770億ウォンと9.4%減少し、営業利益も10億ウォンで90%も急減している。

コロナ禍なのにレギンス売上が前年200%に増加

ところが、こちらも意外なアイテムの売り上げが好調なのだという。トップスの売り上げを伸ばす日本とは逆に、韓国ではボトムスとして「レギンス」が空前のブームとなっている。

レギンスの売り上げが急増したのは、今年の5月頃からで、突然売り上げが200%以上もアップした。韓国でも日本同様ヨガやジムでのスポーツウェアや、スカートなどの下にファッションとして着用する人は多かったが、何が原因で注目を集めることになったのだろうか。

理由として考えられるのは、コロナ感染を避け家にいることが多くなり、楽な服装を求めつつ部屋着ではなく外にも出られる服を買う人が多くなったこと。また、インスタグラムのハッシュタグ「#レギンス登山」が流行の引き金になったと言われている。

感染拡大が収まり外出が可能となっても、密を避けて人のいない山で登山を楽しむ人が増えた。元々韓国人は登山好きだったが、ここにきてSNSを中心にレギンス着用での登山写真が流行ったことから、山登りに着用する女性が増えたようだ。その流れから、スポーティー系ファッション好きな韓国女性達の間で、アメリカのように街中でもズボン代わりとしてレギンスを履く人が増え始めている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、在レバノン大使館の一部職員を退避 渡航回避改め

ワールド

メキシコ「エルメンチョ」死亡で報復相次ぐ、治安当局

ビジネス

米ペイパルに買収観測、複数の買い手が接触との報道 

ワールド

ウクライナ、東欧向け石油施設攻撃 ハンガリーはEU
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 4
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 5
    ペットとの「別れの時」をどう見極めるべきか...獣医…
  • 6
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中