最新記事

感染第2波

東京都、新型コロナ新規感染293人で2日連続最多を更新 神奈川も「神奈川警戒アラート」発令

2020年7月17日(金)21時10分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

都内で新たに293人の新型コロナウイルスへの感染が確認された。写真は都内で6月24日撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

東京都は17日、都内で新たに293人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
陽性者が100人を超えるのはこれで9日連続。この1週間合計では1418人と感染拡大に歯止めがかからない状態だ。

この日確認された陽性者のうち、20代と30代が合わせて210人で全体の71%。また感染経路が不明な人は142人で48%を占めた。これは感染経路不明者の数として4月10・11日に次ぐ多さとなっている。

これで都内で確認された陽性者の合計は8933人、東京アラートを解除し休業要請などの規制を緩和した6月11日以降の陽性者は3513人となった。

<関連記事:東京都、18日のコロナウイルス新規感染290人 3日連続で300人近く、累計で9000人を超える

連日200人台、陽性率も上がり感染第2波か

東京都では4月17日に206人の感染確認をピークに、徐々に新規陽性者が減り続け、5月23日には新規陽性者が2人まで減少。感染拡大の抑え込みに成功したかに見えたが、その後、新規陽性者が増加。7月に入ってからは連日100人以上の、感染拡大が続いている。感染者が2人と最少だった5月23日以降の累計では3804人となっている。

東京都は陽性者が急増していることについて、PCR検査の実施件数が1日あたり4000人以上と増えていることも理由にあげているが、陽性率も7月10日以降は6%と高まっており、感染第2波が現実のものになりつつある。

この日確認された陽性者のうち、20代と30代が合わせて約200人で全体の約7割と依然大半を占めているが、40代以上も増加しており、小池都知事は「最近の感染の増加は世代を超えた広がりがあり、また年代別だけではなくて感染経路も、友人同士のパーティーや会食による感染、それから高齢者への家族内感染など多岐に渡っている。陽性者が見つかる確率も高くなっており、感染拡大警報を呼びかけている」と危機感を表した。

神奈川県も独自の警戒を発動、政府は緊急事態宣言の必要認めず

また17日は、埼玉県51人、神奈川県43人、千葉県31名と首都圏でも感染者が急増。神奈川県では県の定める独自の感染警戒の発動基準に達したため、黒岩知事が「神奈川警戒アラート」を発動。「感染拡大注意」として、「3密」を避けるなどの感染対策の徹底、県の「感染防止対策取組書」を掲示していない店舗を利用しないこと、テレワークや時差出勤などの取り組みの徹底を呼びかけた。

こうした状況に対して菅官房長官は、一定の感染増加が継続している状況であるとしつつ、接待を伴う飲食店による従業員などが積極的に感染検査を受けていることや感染者の8割以上が30代以下であることを強調。また東京都内の重症患者が7人となっているなど「医療提供体制は逼迫していない」と述べて、緊急事態宣言を直ちに出す状況でないとの考えを重ねて表明した。


東京都・新型コロナウイルス陽性患者数


 

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計

 

PCR検査等の結果

 

感染者の現在の状況

*チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
 


【関連記事】
・東京都、新型コロナ新規感染286人で過去最多を更新 「GoToトラベル」は東京除外で実施へ
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・新型コロナの起源は7年前の中国雲南省の銅山か、武漢研究所が保管
・インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然


20200721issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年7月21日号(7月14日発売)は「台湾の力量」特集。コロナ対策で世界を驚かせ、中国の圧力に孤軍奮闘。外交・ITで存在感を増す台湾の実力と展望は? PLUS デジタル担当大臣オードリー・タンの真価。

ニュース速報

ワールド

アングル:乾燥化進むブラジル、「貯水の森」再生目指

ビジネス

アングル:ワクチンパスポートは航空業界の「救世主」

ビジネス

焦点:投資家がアジア国債保有見直し、相対的に安全な

ワールド

アストラ製ワクチン、英独で対応分かれる 接種進展の

MAGAZINE

特集:韓国ドラマ&映画 50

2021年4月27日/2021年5月11日号(5/ 4発売)

韓国を飛び出し、世界で支持を広げ続ける「進撃の韓流」── いま見るべき映画&ドラマ50作を厳選して紹介

人気ランキング

  • 1

    かわいい赤ちゃんの「怖すぎる」声に、両親もスタジオも爆笑

  • 2

    オーストラリアで囁かれ始めた対中好戦論

  • 3

    話題の脂肪燃焼トレーニング「HIIT(ヒット)」は、心肺機能を向上させると研究結果

  • 4

    パリス・ヒルトン、ネットで有名なセクシー「パーテ…

  • 5

    プロポーズを断っただけなのに...あまりに理不尽に殺…

  • 6

    新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」…

  • 7

    死海文書に2人目の書き手、AIが見破る 筆跡から筋肉…

  • 8

    メーガン処女作「父子の絆を描く絵本」にあの著名司…

  • 9

    新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタ…

  • 10

    コロナに勝った「中国デジタル監視技術」の意外に地…

  • 1

    ヘンリー王子、イギリス帰国で心境に変化...メーガンとの不和につながる「可能性は高い」

  • 2

    オーストラリアで囁かれ始めた対中好戦論

  • 3

    かわいい赤ちゃんの「怖すぎる」声に、両親もスタジオも爆笑

  • 4

    パリス・ヒルトン、ネットで有名なセクシー「パーテ…

  • 5

    話題の脂肪燃焼トレーニング「HIIT(ヒット)」は、心…

  • 6

    はるな愛「私のとっておき韓国映画5本」 演技に引き…

  • 7

    メーガン・マークル、今度は「抱っこの仕方」に総ツ…

  • 8

    プロポーズを断っただけなのに...あまりに理不尽に殺…

  • 9

    「心をえぐられた」「人生で一番泣いた」...ハリー杉…

  • 10

    新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」…

  • 1

    メーガン・マークル、今度は「抱っこの仕方」に総ツッコミ 「赤ちゃん大丈夫?」「あり得ない」

  • 2

    「お金が貯まらない家庭の玄関先でよく見かける」1億円貯まる人は置かない『あるもの』とは

  • 3

    親日家女性の痛ましすぎる死──「日本は安全な国だと思ってた」母親らが会見で涙

  • 4

    ヘンリー王子、イギリス帰国で心境に変化...メーガン…

  • 5

    韓国、学生は原発処理水放出に断髪で抗議、専門機関…

  • 6

    カミカゼ・ドローンで戦況は一変 米軍「最強」の座…

  • 7

    ビットコインバブルは2021年ほぼ間違いなく崩壊する

  • 8

    硬貨大のブラックホールが地球を破壊する

  • 9

    知らない女が毎日家にやってくる──「介護される側」…

  • 10

    脳の2割を失い女王に昇格 インドクワガタアリの驚く…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
「韓国ドラマ&映画50」SNSキャンペーン 売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中

STORIES ARCHIVE

  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月