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サウジが夜間外出禁止令、UAEは旅客便を停止 中東各国、新型コロナウイルス対策で

2020年3月23日(月)14時17分

新型コロナウイルスの感染者数急増を受け、サウジアラビアは23日から全国に夜間外出禁止令を発令する。写真は新型コロナウイルス流行のため、金曜日の祈りを止められて無人のモスク。リヤドで20日撮影(2020年 ロイター/Ahmed Yosri)

新型コロナウイルスの感染者数急増を受け、サウジアラビアは23日から全国に夜間外出禁止令を発令する。一方、アラブ首長国連邦(UAE)は同国を発着するすべての旅客便について、乗継便も含め全て一時運航停止とする方針。

国営サウジ通信(SPA)は23日、新型ウイルス感染拡大阻止のため、サルマン国王が午後7時から午前6時までの外出禁止令を発出すると報じた。同日から21日間実施される。

一方、UAE国営の首長国通信(WAM)によると、同国は今後2週間、すべての旅客便の運航を一時停止する。貨物便は運航を継続する。また、薬局やスーパーマーケットなどを除くすべての商業施設を一時閉鎖する措置を、48時間以内に実施する。飲食店もデリバリーサービスのみの営業とする。

サウジでは22日、新たな新型ウイルス感染者が119人増加して計511人となった。

湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国では、感染者数は1700人を超えている。

[リヤド/ドバイ 23日 ロイター]


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