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ハッブル宇宙望遠鏡を使った研究提案の審査・採択の男女格差、完全匿名化で改善

2018年12月26日(水)16時30分
鳥嶋真也

その結果、男性PIによる提案は351人中28人が採択。そして女性PIによる提案は138人中12人が採択された。割合にすると男性が約8.0%、女性が約8.7%となり、格差がなくなったことがわかる。

STScIでは、「二重盲査読によって男女格差が解消できたと結論を出すのは時期尚早」としつつも、「この結果は有望である」としている。

STScIの所長を務めるケネス・ゼンバッハ氏は「完全匿名での査読を行ったことは、科学的価値こそが査読における最大の焦点であるということを確実にするための、前向きな一歩であるといえると思います」と語る。

過去の実績などを考慮できなくなるが...

ただ、完全に匿名にするということは、提案者の過去の実績などを考慮することができなくなるという新たな問題も生まれる。

それでも、より良い査読のあり方を考えるにあたって、希望が見えてきたのも事実であろう。いつか性別による格差が完全になくなり、真の意味で人類が力を合わせ、科学という知の地平線を切り開いていく時代が訪れることを願いたい。

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