最新記事

映画

トランプ大統領誕生を予言したマイケル・ムーアが帰ってきた! 映画『華氏119』試写会ご招待

2018年9月27日(木)16時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

ひと筋縄ではいかない男マイケル・ムーアがトランプを大統領にしたアメリカ社会を斬る!

<2016年11月9日、アメリカ大統領選挙に勝利したトランプが勝利宣言をした。この衝撃の事態を予言した男、あのマイケル・ムーアが満を持して、このトランプ大統領時代を斬る新作を制作、緊急公開される>

アポロキャップにボサボサの髪でメガネをかけ、いつも不機嫌そうな小太りのこの男は、相手の都合などお構いなしに突然現れ、カメラを回して追いかける──。そんな突撃アポなしスタイルで取材するドキュメンタリー映画監督マイケル・ムーアの最新作は、現代最高のお騒がせ男、ドナルド・トランプ大統領を題材にする。

銃社会アメリカの闇を描いた『ボウリング・フォー・コロンバイン』や医療問題を扱った『シッコ』など、常に巨大な権力に怒りをぶつけるような作品を発表してきたムーア。もちろん、その矛先はアメリカの最高権力者である大統領にも向けられ、2004年には当時のジョージ・W・ブッシュ政権を痛烈に批判、大統領選での再選阻止を目的として『華氏911(Fahrenheit 9/11)』を発表した。そして今回、これに呼応するような形でムーアは新作『華氏119(Fahrenheit11/9)』を制作した。

トランプの大統領選勝利を予言したムーア

トランプとヒラリー・クリントンの選挙戦が激しさを増していた2016年7月、ムーアは「大統領選でトランプが勝利する5つの理由」(5 Reasons Why Trump Will Win)という文章を発表。自身はクリントンを支持していながらも、ラストベルトを取材して急速な民主党=クリントン離れが起きている感触から、大胆にもトランプ勝利を予想。

さらにその予想を元にトランプの大統領選勝利を阻止するため、10月7日には自らオハイオ州の劇場でトークショーを行って、これを撮影したものを『マイケル・ムーア・イン・トランプランド』という映画にして一般投票を前にした16年10月17日に公開している。

新作『華氏119』はトランプ批判が目的ではない!?

ところが、新作『華氏119』は直裁的なトランプ批判をする映画かというと、そうではない。むしろ、トランプが共和党候補になり、そして大統領選で勝利したアメリカの政治と社会の仕組み、そのものの問題を衝く内容になっているという。支持率が40%を割り込み、多くの国民が「No」を突きつけながら、それでも権力が維持されるアメリカ、そして世界の不条理にムーアは斬り込んでいく──。

 今回、本作品のニューズウィーク日本版特別試写会を10月22日に開催、読者の方80組160名様をご招待する。


映画『華氏119』予告編

[原題]:FAHRENHEIT 11/9
[監督・脚本]:マイケル・ムーア(『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』)
[出演]第45代 アメリカ合衆国大統領 ドナルド・トランプ ほか
[配給]ギャガ
【オフィシャルサイト】https://gaga.ne.jp/kashi119/
2018年11月2日(金)TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー


『華氏119』試写会
日時:2018年10月22日(月)18:00開場/18:30開映(上映時間:129分)
会場::ニッショーホール 東京都港区虎ノ門2-9-16

応募締切:2018年10月11日(木)12:00



submit.png





※当選の発表は試写状の発送をもって代えさせていただきます

ニューズウィーク日本版 大森元貴「言葉の力」
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年7月15日号(7月8日発売)は「大森元貴『言葉の力』」特集。[ロングインタビュー]時代を映すアーティスト・大森元貴/[特別寄稿]羽生結弦がつづる「私はこの歌に救われた」


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

SBI新生銀行、東京証券取引所への再上場を申請

ワールド

ルビオ米国務長官、中国の王外相ときょう会談へ 対面

ビジネス

英生産者物価、従来想定より大幅上昇か 統計局が数字

ワールド

トランプ氏、カナダに35%関税 他の大半の国は「一
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 2
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、「強いドルは終わった」
  • 3
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に...「曾祖母エリザベス女王の生き写し」
  • 4
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 5
    アメリカを「好きな国・嫌いな国」ランキング...日本…
  • 6
    名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に?…
  • 7
    アメリカの保守派はどうして温暖化理論を信じないの…
  • 8
    【クイズ】日本から密輸?...鎮痛剤「フェンタニル」…
  • 9
    犯罪者に狙われる家の「共通点」とは? 広域強盗事…
  • 10
    ハメネイの側近がトランプ「暗殺」の脅迫?「別荘で…
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...APB「乗っ取り」騒動、日本に欠けていたものは?
  • 4
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 5
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 6
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 7
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 8
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 9
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 10
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中