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異常気象

大寒波をもたらした「極渦」って何?

アメリカ中西部を襲う記録的な寒気の原因は「北極の温暖化」とか

2014年1月7日(火)16時39分
サラ・ウルフ

マイナス40℃ 新年早々、身を切るような寒さに見舞われたボストン Brian Snyder-Reuters

 アメリカが記録的な大寒波に見舞われている。26州で厳寒警報あるいは注意報が発令され、中西部では最低気温がマイナス38℃まで冷え込み、体感温度はマイナス45℃ともいわれる。

 気象学者たちによれば、この寒波を引き起こしているのは「極渦」だ。極渦とは、北極上空で起こるサイクロンのようなもの。上空数千メートルで、極めて冷たいジェット気流が渦巻いている状態だ。通常は北極だけが影響を受けるが、今回の極渦は南下して北米に大寒波をもたらしている。

 米海洋大気局(NOAA)は、極渦が南下した背景には、気候変動が関係しているとみている。「過去5年間、北極圏は記録的に温暖だった。それが北極圏周辺の気候に影響している可能性がある」と、NOAAは指摘した。
 
 極渦の渦巻きが弱まり広がることで、冷たい空気が南へと流れていく可能性が高いというわけだ。同様の現象は09年にも起こり、中西部の気温がマイナス30度にまで下がったことがあった。

 とはいえ寒波はすぐに去るだろう。中西部の気温は今週後半には-1〜4℃程度までに上昇する見込みだ。

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