野心的で、狡猾で、マキャベリスト的? オープンAI「お家騒動」で垣間見えたサム・アルトマンの本性...「効果的利他主義」の顔は見えず
AN AWKWARD RETURN
どんでん返しの追放劇でアルトマンの野心と社内政治力も注目されている JUSTIN SULLIVAN/GETTY IMAGES
<あのチャットGPTを開発したシリコンバレー企業内部の権力闘争が浮き彫りにした、最先端技術のイデオロギー対立>
ちょうど1年前に対話型AI(人工知能)のチャットGPTを発表して、世界をあっと言わせた米スタートアップのオープンAIが、今度は組織内の権力闘争で世界を驚かせた。
オープンAIを監督する非営利団体の理事会(取締役会に相当)が突然、サム・アルトマンCEOを解任すると発表したのは、11月17日のこと。それに抗議するように共同創業者のグレッグ・ブロックマン社長が退社を表明。ピンチヒッターとしてミラ・ムラティCTO(最高技術責任者)の暫定CEO昇格が発表されたが、2日後にゲーム実況配信ツイッチの共同創業者エメット・シアが「正式な暫定CEO」に就任。オープンAIの最大の投資家であるマイクロソフトがアルトマンらの受け入れを提案する一方で、社員の約9割がアルトマンの復帰を要求──。
そんなすったもんだが、ほぼ振り出しに戻る形で収束しつつある。
21日夜、アルトマンのCEO復帰が発表された。ムラティはCTOに戻り、アルトマンとブロックマンに忠誠を誓って辞表を提出した研究者たちもオープンAIに復帰したか、復帰を申し入れている。これにより「チーム・アルトマン」は、再びマイクロソフトの手厚い支援を得ながら、オープンAIを運営していくことになりそうだ。
ただ、「ほぼ」振り出しに戻ったと言ったのは、アルトマンがオープンAIの経営権を握る非営利団体の理事には復帰しないからだ。ブロックマンも社長には復帰するが、理事には復帰しない。
それでも今回の騒動の主人公(と忠臣たち)のほとんどは、この結果に満足しているようだ。「オープンAIに戻り、マイクロソフトとの強力な関係をますます強化することを楽しみにしている」と、アルトマンはX(旧ツイッター)に投稿した。
ブロックマンも「戻ってきたぞ」と、満面に笑みをたたえた自撮り写真をXに投稿した。IT業界情報サイト「インフォメーション」のエリン・ウー記者によると、ブロックマンはオープンAI本社の火災報知器を鳴らして復帰を祝ったとされる。
超短期間だがオープンAIのCEOを務めたシアも、「この解決策に関われてうれしい」と述べた。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、「(オープンAIとの)協力関係を強化して、次世代AIの価値を顧客やパートナーにもたらすことを楽しみにしている」と表明した。
だが、インフォメーションのアミール・エフラティ編集主幹が指摘するように、「全てがバラ色というわけではない」。
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