最新記事
編集部よりお知らせ

ニューズウィーク日本版「SDGsアワード2024」

2025年3月26日(水)18時26分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室
ニューズウィーク日本版「SDGsアワード2024」

Newsweek Japan

国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに解決を目指す課題として、17の目標と、それらを細分化した169のターゲットを定めています。しかし現実は厳しく、現時点でほぼ全ての目標が達成困難だとみられています。

それでも、歩みを止めるわけにはいきませんし、実際に世界中の企業がサステナブルな取り組みを遂行中です。国内外で次々と導入される規制や、ESG投資の潮流と相まって、SDGsは企業の生存戦略と不可分になったと言っていいでしょう。

一方で私たちメディアは、先駆的な企業の取り組みへのフォロワー(追従者)を生み、社会全体に広めるための努力を十分にしてきたか。画期的な製品や大規模なプロジェクトといった、比較的目立つ事例ばかりを一過性のニュースとして伝えるだけになっていないか。また、ヨーロッパ中心に進んできたSDGsの議論の中で、見過ごされてきた日本企業の実践もあるのではないか。

そういった問題意識から、ニューズウィーク日本版では2023年春、「SDGsアワード」プロジェクトを立ち上げ、日本各地の企業からプロジェクトへの参画を募りました。

たとえ小さな取り組みであっても、社会・企業・読者というさまざまなステークホルダーとともに考え、メディアが広く伝えていけば、他の企業で新しいアイデアにつながったり、何をすべきかの参考になったりするはず――。

そのような発信の場をつくることをミッションに掲げました。

2023年度は、北は北海道から南は鹿児島県まで、計63社が「パートナー企業」として参画してくれました。老舗企業もあればスタートアップもあり、業種も多岐にわたりました。

●2023年度のSDGsアワード授賞式レポートはこちら

●2023年度のSDGsアワード受賞企業の詳細についてはこちら

2年目となる2024年度には、化学メーカーから酒造会社、ホテル、造船会社、飲食チェーンまで、計68社が「パートナー企業」として参画してくれました。企業規模もSDGsに取り組む体制もさまざまな日本各地の企業です。さらに新たな企画として、本アワードの外部審査員を務めていただいている日本のSDGs研究の第一人者、慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授の研究室と共同研究を行い、その成果として特別賞「学生部門賞」を設けました。

●2024年度のSDGsアワード授賞式レポートはこちら

●2024年度のSDGsアワード受賞企業の詳細についてはこちら

日本企業のSDGsを、世界へ。

ニューズウィーク日本版ではこれまでも、雑誌やムック、ウェブサイトで国内外のSDGs事例や最新情報を発信してきました。

SDGsアワード

3年目となる2025年度も、イベントの実施など「SDGsアワード」プロジェクトを拡大させるとともに、こうしたメディアとしての情報発信を継続していきます。

ニューズウィーク日本版の「SDGsアワード」は、優れた取り組みを評価し表彰するだけのプロジェクトではありません。地球を持続可能にするための歩みを加速させるべく、メディアとして日本企業のSDGs事例を伝え、さらには、世界に向けて発信することも目的としています。

SDGsアワード

【1】ウェブサイトでSDGsのニュース、本プロジェクトに参画するパートナー企業の事例記事を発信していきます。

【2】パートナー企業の中から、部門別にアワード受賞企業を選定します。

【3】部門別アワード受賞企業の取り組みを日本版雑誌に、最優秀賞1社の取り組みは英訳して世界に発信します。

問い合わせ先:ニューズウィーク日本版SDGs室 information@sdgs.newsweekjapan.jp

ニューズウィーク日本版 非婚化する世界
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月17日号(6月10日発売)は「非婚化する世界」特集。非婚化と少子化の波がアメリカやヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

石破首相「双方の利益になるよう最大限努力」、G7で

ワールド

米中貿易枠組み合意、軍事用レアアース問題が未解決=

ワールド

独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩

ワールド

イスラエルとイランの応酬続く、トランプ氏「紛争終結
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 7
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 8
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 9
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 10
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中