フィールドワークもzoomで済む時代に...国立民族学博物館教授が文化人類学で伝えようとすること【民博特集4/4】
フィールドにて。子を負い、畑に肥料を運ぶ黒タイ族の若いお母さん(写真:樫永真佐夫)
<グローバル化のなかで多様性が尊ばれているわりに、争いや差別はなくならない。世界の多様な民族を研究し、伝える国立民族学博物館の存在意義とは>
世界中どこに行っても似たような街並みが広がり、同じチェーン店が立ち並ぶ現代。グローバル化によって地域差が失われていくなかで、世界の多様な文化を研究対象とする民族学・文化人類学は今後どうなる?
過剰に効率性を重視するビジネスの風潮はアカデミアにもおよび、文化人類学分野では現地に浸かって人々との信頼関係を築く従来のフィールドワークも難しくなっている。
『変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館』(ミンパクチャン著、CEメディアハウス)で監修者を務めた文化人類学者の樫永真佐夫教授の率直な言葉から、文化人類学という学問と博物館の新たな意義を考える。
■文化人類学の聖地「国立民族学博物館」全4回:[1]/[2]/[3]/[4](本記事)
「親族という共同体なんて言われても」
「いまは文化人類学の様子も、ぼくらの時代とはずいぶん変化しています」
そう言うのは、樫永先生だ。どういうことだろうか?
「たとえば、20世紀はじめに生まれた文化人類学の理論の中心は、長いあいだ『親族』でした。人間がつくる最小の集団単位は家族だから、民族や地域によって多様な親族の機能や結合を知るのがその社会を知る基本。
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