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「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害」でも健康長寿な「100歳超えの人々」の秘密

2025年9月3日(水)15時30分
ニール・バルジライ (アルバート・アインシュタイン医科大学教授)

2017年、ジェフリー・C・ホール、マイケル・ロスバッシュ、マイケル・W・ヤングは、ミバエによる研究で体内時計の働きを明らかにしたことで、ノーベル生理学・医学賞を授与された。

ハエ、魚、カエル、植物、そして人は、昼か夜かわからなくても、体内時計によって24時間のリズムを保つことができる。


体内時計は「時計遺伝子」によって動かされていて、この遺伝子がオンになるとタンパク質を作る。一定量のタンパク質がたまると、時計遺伝子はオフになる。

だがタンパク質は時間とともに減り、ある量まで減ると、時計遺伝子が再びオンになる。このサイクルがほぼ全身のシステムに影響を及ぼす。

科学者たちは当初、時計遺伝子が脳だけにあるのではないことを発見して驚いた。ハエの体のさまざまな部位に見つかったのだ。今では、この時計遺伝子が体中にあることがわかっている。

脳だけでなく、心臓、肺、肝臓などの臓器がこの遺伝子を持っていて、細胞のひとつひとつにさえある。細胞が決まった時間に修復や分裂をしやすいのはそのためだ。

この発見は明るい展望を示すものである。たとえば投薬や治療をある時間に行えば、他の時間にするより効果があるかもしれないからだ。

また、最良の時計遺伝子を持つ動物は長生きできることもわかっている。

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