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「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害」でも健康長寿な「100歳超えの人々」の秘密

2025年9月3日(水)15時30分
ニール・バルジライ (アルバート・アインシュタイン医科大学教授)
目覚まし時計とコーヒー

congerdesign-pixabay

<たっぷり寝ている人だけが長生きするとは限らない。時計遺伝子とは? 最新研究が示す「眠りの真実」について>

長寿遺伝子発見者による、最新研究と衝撃の提言書SuperAgers スーパーエイジャー 老化は治療できる(CEメディアハウス)の第8章「時計を止める」より一部編集・抜粋。

重要なのは寿命(ライフスパン)ではなく、健康寿命(ヘルススパン)...。


◇ ◇ ◇

睡眠については?

睡眠は、食事や運動とともに健康の3つの秘訣とされることが多い。だから、十分な睡眠と長寿に関係が見られるだろうと期待したが、わたしたちの研究では見られなかった。

被験者のセンテナリアン[百寿者/100歳以上の人]のなかには、夜に平均8時間寝て昼寝をする人もいる。かなりの睡眠時間なので、それが長生きの秘訣かもしれないと思ったが、やがて、昼寝するのは夜によく眠れないからだとわかった。

するとイスラエルからの客員教授ラヴィ・クラインが、わたしたちの睡眠データを分析し、別の興味深いことを発見した。

被験者のセンテナリアンは、睡眠障害に関係する病気を防ぐ長寿遺伝子を持っているらしい。つまり、よく眠っても眠らなくても、そういう病気にはかからないのである。

センテナリアンの子や対照群のなかでは、かなり多くの人が定期的に睡眠障害を起こしている。そして対照群の多くには糖尿病、心臓血管疾患など、睡眠不足に関係する病気があるが、センテナリアンの子にはない。

つまり、長寿遺伝子は睡眠障害そのものを防ぐわけではないが、最悪の影響を防ぐのである。

でも長寿遺伝子を持っていないふつうの人は、できるだけよく眠って、睡眠障害や睡眠不足から発生する病気を防ぐべきだ。

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