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40歳を過ぎても太りにくい人には理由がある──コーヒーで変わる体質、「ベージュ脂肪細胞」の正体とは

2025年7月22日(火)13時01分
池谷敏郎(池谷医院院長、医学博士)*PRESIDENT Onlineからの転載

1日3、4杯のコーヒーで死亡リスクが減少

また、ポリフェノールといえば、最近、コーヒーも株を上げています。緑茶に比べてコーヒーはなんとなく「ワルモノ」のイメージがありますが、1日3、4杯コーヒーを飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、心疾患や脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクが半分程度と低かったのです。これも、国立がん研究センターの発表です。

緑茶との違いは、飲む量が増えれば増えるほどリスクが下がるわけではなく、1日5杯以上飲む人よりも、1日3〜4杯の人のほうが死亡リスクは低かったこと。コーヒーの場合は、1日3〜4杯がベストなようです。

 


コーヒーに含まれるポリフェノールの代表は、クロロゲン酸。クロロゲン酸にも強力な抗酸化作用があり、血管を守る働きをしてくれます。

もうひとつ、おすすめしたいドリンクがトマトジュース。繰り返しになりますが、トマトには抗酸化作用のあるリコピンだけではなく、リラックス効果の高いGABAも豊富です。長期的に飲むことで血圧を下げる効果があることが知られています。緑茶、コーヒーだけではなく、トマトジュースもレパートリーにどうぞ。

トマトは、アルコールの分解速度を速めるともいわれているので、二日酔い対策に、〆でホットトマトジュースを飲むのもいいですね。

脂肪燃焼効果がある

コーヒーといえば、カフェイン、クロロゲン酸に次ぐ第3の成分が最近話題です。それは、「トリゴネリン」。植物に含まれる成分で、とくに焙煎する前のコーヒー豆に多く含まれています。

なぜトリゴネリンが注目されているのかというと、脂肪細胞を、脂肪をため込む細胞から、脂肪を分解して燃やす細胞へと変えるスイッチとして働くことがわかってきたのです。

脂肪細胞には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類があります。白色脂肪細胞は、脂肪をため込むだけの細胞。一般的にイメージされる、脂肪細胞のことです。

一方、褐色脂肪細胞は、じつは筋肉系の細胞で、脂肪細胞でありながら、脂肪を取り込んで熱に変えます。脂肪を燃焼させる細胞なのです。

褐色細胞は、赤ちゃんのときにはたくさんあるのですが、年を重ねるとともに減っていきます。40歳を過ぎると激減して、60歳になるとほとんどなくなるといわれています。だから、加齢とともにだんだん"燃えない体"になっていくのですね。

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