「1日30品目」「三角食べ」は古い常識...中高年が知らずに続ける栄養の落とし穴
不調を訴える高齢者の食事の共通点
クリニックで栄養指導をしていると、ご高齢の患者さんに体力の差を感じます。不調がなかなか改善しない「不調高齢者」の食事には次の共通点がありました。
①朝食をしっかり食べない
朝昼夜の理想的な比率は、「朝昼しっかり、夜軽め」です。しかし、ほとんどの方が逆の「朝昼軽め、夜しっかり」。では、軽めに済ませるために何を食べているかというと、それが②③につながります。
②パンやシリアルが多い
①の大きな理由は「調理が面倒だから」。パンもシリアルも調理は不要。日持ちするシリアルなら頻繁に買い足す必要もありません。
③麺類が多い
朝がパンやシリアルなら「昼はちょっと料理を。でも簡単に」となり、パスタ、うどん、そば、夏ならそうめんと麺類が選ばれがちです。レンジでチンするだけの冷凍麺や水で流すだけの麺も多用されています。
④単品食べが多い
②③は典型的な単品食べ。おかずがないためタンパク質や食物繊維が絶対的に不足しています。「パンや麺よりお米」という方でも、食べるのが「おにぎり1個」では栄養不足になることに変わりはありません。
⑤食事のリズムが不規則
食事時間が一定ではない、頻繁に食事を抜くといった生活は自律神経が乱れ、心身に不調をもたらします。一度に食べられる量が減る年齢になったら規則正しく3食を摂ったうえで、さらに間食で栄養素を補わないと、栄養不良になる危険もあります。
元気な高齢者は食に対して貪欲
若いときから食に興味がなくて「空腹感がなければいい」という方は、①〜⑤のような食生活をずっと送ってきていることがあります。不調に見舞われると食への欲求はますます低下し、「缶詰を開けるのすら億劫」といいます。
育ち盛り、働き盛りの子どもに食生活を合わせる必要がなくなってから、だんだん①〜⑤の食傾向となり、栄養不良から不調へと進む方もいます。
反対に元気な高齢者は、何といってもよく食べます。食べることが好きで単品食べや食事を抜くことはなく食材もバラエティー豊か。
ステーキや焼き肉といった重めのタンパク質も好んで食べている印象があります。食に対していい意味で貪欲なので、旬のものを欠かしません。
腸内環境、胃酸や胆汁酸の分泌能力など、持って生まれた資質のおかげで不摂生をしても健康面に影響が出にくい人もいますが、それも若い頃の話。60歳を過ぎたら日々の1食1食が健康状態に確実に反映されるのです。
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