最新記事
日本社会

日本人女性の「更年期症状」が軽いのはなぜか?...専門家が語る「文化と意識」の違い

Expert Shares Why Japanese Women Have Less Severe Menopause Symptoms

2025年5月18日(日)13時30分
ルーシー・ノタラントニオ
日本人女性

とりすたー/photo-ac

<欧米と日本とでは「更年期」のとらえ方が異なる...話題の論争について>

欧米で「不快な節目」として語られる更年期だが、日本ではそれが「再生の段階」として前向きにとらえられている──その意識の違いが症状の軽さにもつながっている可能性がある。

多くの中年女性にとって、「更年期」という言葉は不安を伴うものだ。月経が終わること自体は歓迎されるかもしれないが、それに伴うさまざまな副作用が問題視されている。


 

2023年の「Statista」調査によると、アメリカ人女性の81%が更年期・閉経後にホットフラッシュ(のぼせ)を経験し、寝汗や不眠も頻発していた。

しかし、日本では45〜55歳を迎える、この節目をより前向きに受け止める文化が根づいていると述べるのは、健康・パフォーマンスコーチのアンジェラ・フォスター氏だ。

自身のインスタグラムで「日本人女性は更年期をどうとらえているか」を紹介し、2万4000件以上の「いいね」を集めて話題になっている。

【話題の投稿】アンジェラ・フォスター氏による日本人女性の「更年期症状」について を見る

「若さや生殖能力の喪失ではなく、自分自身の目標やケア、知恵に意識を向け、漢方や食事、運動といった要素を通じて前向きに更年期を乗り越える文化が日本にはある」

上記のように述べるフォスター氏自身も現在、「プレ更年期」の段階にあるからこそ、女性がもっと自分の体を理解し、健康と長寿のために前向きな選択ができるように後押ししたいと本誌に語る。

まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

最近の急速なウォン安・円安、深刻な懸念共有=日韓対

ワールド

米戦略石油備蓄の第1弾、来週末までに供給 8600

ビジネス

日立とGEベルノバ、東南アジアで小型モジュール炉導

ワールド

米商務省、AI半導体輸出の新規則案を撤回 公表から
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
  • 3
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド太平洋防衛
  • 4
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 7
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントに…
  • 10
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 7
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 8
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中