最新記事
人間関係

1分1秒でも早く「相手の短所」を見つけて...秘書歴30年のエキスパートが説く「絶対に好かれる方法」

2025年5月2日(金)18時02分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

こう言うと、「なんだか意地悪では?」と思うかもしれません。でもその人が苦手なことや弱点がどこかをいち早く探しあてて、そこをカバーしてあげると、ツボを心得た的確なサポートができます。

逆の立場だったらと考えてみてください。自分が困っているとき、すぐに手を差し伸べてくれた人とは距離が縮まるし、信頼関係を築くことができるでしょう。

もちろん、「〇〇さんって、こんなこともできないんですね! 貸して、私がやります」というような言い方をしないことは大前提。

私は「新しい部署で、周囲の人たちの役に立つにはどうしたらいいか、まだわからなくて」と相談されることがあるのですが、そんなときはこんなふうにアドバイスします。

「言葉は悪いかもしれないけど、隣にいる上司や目の前にいる先輩の、なんだか苦手そうなものとか、弱点を一つでも多く探してみて」

その人を興味を持って観察していれば、「あっ、ここは私のほうが少しはうまくできるな」ということが2つや3つは必ず見つかるもの。

パソコンの設定が苦手、スマホの使い方がわかっていない、字が汚い、忘れ物が多い、方向音痴など。そこをさりげなくフォローすると、「わあ、助かる!」「この人は気が利く」と思ってもらえます。

「何か私でお役に立てることはないかな」という観点で、周囲の人たちをじっくりと観察してみてください。


渡邉華織(わたなべかおり)
セクレタリーズアドバイザー、お福分けコンシェルジュ。
秘書歴30年以上。上場企業からスタートアップまで多岐にわたる企業の経営者のサポートを継続しながら、秘書コミュニティ「セクレタリーズ」を運営。テレビ朝日『七人の秘書』、スピンオフドラマ『ザ・接待~秘書のおもてなし~』の秘書監修なども行う。


newsweekjp20250425095525-2124def3f91e33abf43d07e0e05385f001f98a98.jpg

好かれる人のさり気ない気配り100式
 渡邉華織[著]
 かんき出版[刊]

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

ニューズウィーク日本版 英語で学ぶ国際ニュース超入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年5月6日/13日号(4月30日発売)は「英語で学ぶ 国際ニュース超入門」特集。トランプ2.0/関税大戦争/ウクライナ和平/中国・台湾有事/北朝鮮/韓国新大統領……etc.

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

バチカンでトランプ氏と防空や制裁を協議、30日停戦

ワールド

豪総選挙は与党が勝利、反トランプ追い風 首相続投は

ビジネス

バークシャー第1四半期、現金保有は過去最高 山火事

ビジネス

バフェット氏、トランプ関税批判 日本の5大商社株「
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 2
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1位はアメリカ、2位は意外にも
  • 3
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見...「ペットとの温かい絆」とは言えない事情が
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    野球ボールより大きい...中国の病院を訪れた女性、「…
  • 6
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 7
    「2025年7月5日天体衝突説」拡散で意識に変化? JAX…
  • 8
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 9
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 10
    「すごく変な臭い」「顔がある」道端で発見した「謎…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 9
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 10
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中