最新記事

ホテル

究極のラグジュアリーホテルがDiamond Awardのファイブダイヤモンド賞を初受賞

2022年6月8日(水)11時00分
エスパシオ ザ ジュエル オブ ワイキキ

ワンフロアにはスイートルーム1室のみ

1894年に綿布問屋として名古屋で創業し、キャベジンコーワなどの医薬品でも知られる興和。商社やメーカーとしてさまざまな事業を展開する一方で、1999年には老舗の名古屋観光ホテルを子会社化。ホテルやレストランなどの運営を行うホスピタリティ事業にも参入し、日本ならではのおもてなしを提供するビジネスとして注力してきた。

espacio_2.jpg

2019年にはハワイ・ワイキキのメインストリートであるカラカウア通りに、ワイキキビーチを見渡せる「エスパシオ ザ ジュエル オブ ワイキキ」をオープン。このホテルはもともと88室あった建物を、3年の歳月をかけてワンフロアに1室のみのラグジュアリーホテルに改装したもの。3ベッドルームまたは2ベッドルーム+DENの客室がトータルで9室のみ、全室スイートルームというこれまでにない贅沢な仕様を実現した。

200㎡を越える広さの部屋にはリビングルームのほか、キングサイズのベッドを備えた2つまたは3つの寝室、3つのバスルーム、ジェットバス付のラナイ(バルコニー)があり、最大6名が宿泊可能。内装にはイタリアから取り寄せた大理石や、モロッコの職人が手作業で仕上げたモロッカンランプなどが用いられ、モダンで洗練された空間が創出されている。部屋には専用のエレベーターがあり、他のゲストと出会うことなくチェックインできるなど、究極のプライベート空間を生み出している。

espacio_3.jpg

メインダイニングの「無限」は、フレンチと和食のフュージョン料理がテーマ。ハワイ料理の第一人者として知られるロイ・ヤマグチの甥、ジェイソン・ヤマグチがシェフを務め、ハワイの提携農家による作物や日本の和牛など、世界中から厳選された最高品質の食材が使われている。ワインセラーには希少性の高いワインコレクションがそろい、料理とのマリアージュによって、インスピレーションに溢れ無限に広がる食体験を堪能することができる。

日本のおもてなし精神で三冠を獲得

そんなエスパシオ ザ ジュエル オブ ワイキキが、2022年春にフォーブス・トラベルガイドの格付けで、ホテル部門とレストラン部門で最高評価の5つ星を獲得したのは記憶に新しい。そしてこの度、AAA(アメリカ自動車協会)が発表するDiamond Awardで、最高峰の「AAA ファイブダイヤモンド賞」を獲得し、三冠を達成した。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

自民党の高市新総裁、金融政策の責任も「政府に」 日

ワールド

自民党総裁に高市氏、初の女性 「自民党の新しい時代

ワールド

高市自民新総裁、政策近く「期待もって受け止め」=参

ワールド

情報BOX:自民党新総裁に高市早苗氏、選挙中に掲げ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Appleはなぜ「未来の素材」の使用をやめたのか?
  • 4
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 5
    謎のドローン編隊がドイツの重要施設を偵察か──NATO…
  • 6
    「吐き気がする...」ニコラス・ケイジ主演、キリスト…
  • 7
    「テレビには映らない」大谷翔平――番記者だけが知る…
  • 8
    墓場に現れる「青い火の玉」正体が遂に判明...「鬼火…
  • 9
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 10
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 5
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 6
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 7
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 9
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 10
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中