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韓国ネチズン、黒歴史復活に戦々恐々? レトロブームで往年のSNSサイワールドが復活へ

2021年3月18日(木)11時40分
ウォリックあずみ(映画配給コーディネーター)

韓国版mixi? 韓国の往年の人気SNSサイワールドが復活する JTBC News / YouTube

<メッセージや写真を投稿したSNSがサービス終了。よくある話題だが、そんな忘れていた過去の自分がまた蘇るとしたら?>

韓国ではここ数年「ニュートロ」と呼ばれる空前のレトロブームである。新しい(ニュー)+レトロでニュートロと呼ばれているが、この流行は韓国ドラマの題材からK-POPの音楽、さらにはファッションやデザインなどまで幅広い分野で反映されている。

そんなニュートロブームが、次に吹き荒れるであろうジャンルとして注目を集めているのが、レトロ「WEBサイト」の復活である。

ネット黎明期に大ブームとなったサイワールド

2000年代に韓国で青春を過ごした人なら、きっと懐かしく感じるであろう「サイワールド」。1999年9月に開始された韓国発のSNSであり、特徴としてはユーザーが自分好みにカスタマイズできるミニホームページであるという点だ。カメラ付きのガラケーやデジタルカメラが普及し始めた2003年前後には大ブームとなり3200万人が加入していたといわれている。

登録すると「ミニホームページ」と呼ばれるページが与えられる。このページを自分仕様に見た目から、バックで流れるミュージック、アバターの部屋などを好きなように変えられる。もちろん、カテゴリーも写真、文章、日記、掲示板など様ざまで、今でいうインスタグラムのように写真だけ投稿したり、ブログとして使いたいので文章だけ載せたり、欲張りに全部!など自分の目的に合わせてカスタマイズできるのも魅力だった。

見た目を変えたり、曲を購入するには課金が必要だった。筆者が通っていたソウル芸術大学のある教授が、実はこのサイワールドプロジェクトの一人だったらしく「課金の際、(韓国のお金の単位である)ウォンよりも、違う単位にした方が直接的じゃなくていいと思った」と、課金の単位を「ドトリ(どんぐり)」にした秘話を授業中に語ってくれた思い出がある。この頃、友達との間では、このどんぐりを送りあうことが大流行していた。

スマホの普及に取り残されて

しかし、サイワールドブームも2012年前後から徐々に廃れていき、2020年には完全にサービスを終了してしまった。スマートフォンが一気に普及していくなかで、サイワールドがスマホに対応していなかったこと。そして、その間にユーザーの多くがフェイスブックに乗り換えてしまったことが原因とされている。携帯電話がまさかここまでスマホに取って代わってしまうと思わなかったのだろう。

スマートフォンの普及で閉鎖に追い込まれた韓国のレトロWEBサイトといえば「バディバディ」もその一つだ。これは、公式会員が最大時で4200万人を誇っていたというパソコン用メッセンジャーサービスで、ゲームや音楽ダウンロードも可能だった。

しかし、音楽ダウンロードもゲームもスマートフォンでできるようになると、わざわざパソコンで行う必要がなくなり、2012年5月にサービス終了してしまった。

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