最新記事

ステイホーム

新型コロナの感染封じ込めた韓国 楽しみながらステイホームしたアイディアとは

2020年5月6日(水)19時00分
ウォリックあずみ(映画配給コーディネイター)

身近な野菜のお手軽菜園もブームに

食べ物のDIYブーム以外にも、様々なチャレンジをSNSで発見することができる。例えば、本来なら料理するときに捨ててしまうはずのネギの根っこの白い部分を植えて育てる「ネギ育てチャレンジ」が流行中だ。

土に植えなくてもコップに水を入れ、根っこ部分を漬けていれば、簡単にすくすく育ち始める。ネギは成長が比較的早くSNSで報告しやすい。インスタグラムなどに「대파 기르기(ねぎを育てる)」と言うハッシュタグで成長日記をアップする事が流行っている。

このネギ育成ブームの少し後には、もやしを家で育てる人たちも登場した。手がかからず、放って置いても勝手に育ってくれるうえに、最終的に収穫し食べられることがウケているようだ。

気分だけでも旅行したい人は?

元々旅行好きな人には、この自粛生活はつらい我慢の期間となっていることだろう。何か月も前に予約し、楽しみにしていたゴールデンウィークの旅行を泣く泣くキャンセルした人もなかにはいるかもしれない。そういう方たちにぜひ挑戦していただきたいのが、韓国で芸能人たちも参加している外出禁止のトラベルチャレンジだ。

今は旅行に出かけるわけには行けないので、行ってみたい旅先の写真に自宅で撮った自分の写真を合成して、あたかも旅行に行ってきましたという写真を作りSNSにアップする人たちが増えている。もちろん、自分の写真はたとえ室内で合っても、背景に似合うバカンス風な服装と小道具で演出しなければならない。ポーズにも工夫が必要だ。

また、本当は自分の部屋や自宅のベランダにいるのに、小道具や衣装で旅行先にいるような演出した写真を撮って、「방구석여행챌린지(部屋の隅旅行チャレンジ)」というハッシュタグを付けるのも流行している。

これらの旅行チャレンジは、女優コ・ソヨンや、イ・シヨン、俳優のイ・ピルモらも各自のSNSを通して写真を掲載し、注目を集めている。

日本では緊急事態宣言が今月末までさらに延長された。しばらく続きそうな自粛生活の中で、もしも時間をもて余しているなら、今回紹介した韓国初のアイディアを試してみてはいかがだろう。少しでも皆さんのSTAY HOMEを乗り切るお役に立てたのなら幸いである。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

英地方選、右派「リフォームUK」が躍進 補選も制す

ビジネス

日経平均は7日続伸、一時500円超高 米株高や円安

ワールド

米CIA、中国高官に機密情報の提供呼びかける動画公

ビジネス

米バークシャーによる株買い増し、「戦略に信任得てい
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 5
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 6
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 7
    目を「飛ばす特技」でギネス世界記録に...ウルグアイ…
  • 8
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 9
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中