AI時代に必要なのは、「鮨職人」の矜持と「耳を持つ」リーダー【note限定公開記事】
Japan’s “Eulogy Virtues”
記録映画『二郎は鮨の夢を見る』の鮨職人、小野二郎(左端)は完璧を追求し続ける。世界が学ぶべきはこのストイックな姿勢だ EVERETT COLLECTION/AFLO
<スピード至上のAI時代だからこそ、あえて遠回りを選ぶ。いま必要なのは「速さ」ではなく「人間味」>
▼目次
1.リーダーシップは鮨カウンターに宿る?
2.日本企業の示す別解、見えない場面の作法が力になる
3.「聞く力」が日本型カリスマをつくる
1.リーダーシップは鮨カウンターに宿る?
近年、アメリカのビジネススクールでは、社会経験の乏しい若者だけでなく、既に企業で一定の地位を確立していて、「さらに上」を目指す経営幹部候補向けのプログラムが増えている。
もし、筆者がそこで「日本型リーダーシップ論」という授業を担当するとしたら、第1回目の授業は、アメリカの人気ドラマ『ビリオンズ』(原題:Billions)のワンシーンを見せることから始めるだろう。
それはアメリカの超大手ヘッジファンドの幹部が、ニューヨークの高級鮨店を訪れる場面だ。
静謐な空気が漂うカウンターで、ほとんど芸術的ともいえる鮨職人の技に酔いしれる男は、同じカウンターに座る3人の若手金融マンの態度に憤慨する。
1人は食事中なのに大声で電話をかけ、もう1人は握り鮨をしょうゆにじゃぶじゃぶとつける。
ついに耐え切れなくなった男は、その食べ方を注意するのだが、相手のふざけた反応に一段と激高する。
職人たちは、10年かけて完璧な卵焼きを作れるよう修業する。傲慢で教養のない金融マンらは、その妥協を知らない職人技と細部へのこだわりを踏みにじっているというのだ。
The great sushi scene from the show Billions
byu/endababe invideos
男のモデルとなったのは、実在する金融業界の大物で、現在は大リーグ(MLB)ニューヨーク・メッツのオーナーであるスティーブ・コーエン(Steven A. Cohen)とされる。
この短いシーンは、日本型の企業経営を学ぶ価値についての、私なりのイントロダクションだ。
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【note限定公開記事】AI時代に必要なのは、「鮨職人」の矜持と「耳を持つ」リーダー
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