NVIDIAに追い風か...中国向けAI半導体輸出に再開の兆し
Nvidia in for Big Win in China Amid US Tech War
NVIDIA株は15日早朝の取引で一時4%以上急騰。過去最高の170.70ドルでこの日の取引を終えた。
中国外務省の林剣報道官は15日の記者会見で、「テクノロジーと貿易問題の政治利用、道具としての利用、武器としての利用、さらには中国を封じ込めて抑圧しようとする悪意ある試みに対し、中国が一貫して明確に反対してきたことを指摘したい。そうした行為は世界の産業とサプライチェーンを不安定化させ、誰の利益にもならない」と述べた。
独立系トレーダー兼トレーディングコーチのリア・ホルムグレンはXにこう書き込んでいる。「NVIDIAがまたやった。この動きはあり得ない。今日もまた史上最高値を更新し、時価総額を軽々と2000億ドル増やした。NVIDIAの価値はこれで4.1兆ドル。世界のGDPの3.6%に相当する」
H20の輸出が再開されれば、時価総額で現在世界最大のNVIDIAは数十億ドルの収益を得て、2030年までに500億ドル規模に達すると予想される世界のAI産業の主導権を握る可能性がある。
(翻訳:鈴木聖子)