未来の「世界と日本」はどうなっているか...有識者たちが本気で予測した「未来社会」を考える8冊
どんな未来も人間の「想像」から始まる
『池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力』
著者:池上彰
出版社:講談社
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1970年に開催された大阪万博。この万博では、当時の最先端技術や「未来の道具」が数多く展示されました。その中に「携帯電話」があったことをご存知でしょうか?
実際に携帯電話が広く普及し始めたのは1990年代に入ってから。1970年当時、万博を訪れた人々は「こんなものがあったら便利だな」と思いながらも、本気で実現するとは信じていなかったかもしれません。
そう考えると、私たちが今「ありえない」と感じていることも、数十年後には当たり前になっている可能性があるのです。
そんな「未来を想像する力」の大切さを教えてくれるのが、本書『池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力』です。
新しい技術や社会の変化は、いつも人間の想像から始まります。「今は無理」と思えることも、自由な発想から生まれるかもしれない。タテ(時間軸)とヨコ(空間軸)の両方に視野を広げることで、未来を切り拓くヒントが見えてくる──そんな想像力を、本書とともに養ってみてはいかがでしょうか。