最新記事
言葉

「やるやる詐欺」は周囲からの信頼を失う...銀座ママが40年、欠かさずに続けてきたこと

2025年4月11日(金)10時19分
伊藤 由美 (銀座「クラブ由美」オーナー)*PRESIDENT Onlineからの転載
<仕事がデキる人は絶対に口にしない...銀座ママが耳にした途端に顔をしかめる「3文字のフレーズ」。今日やるべきことを明日に先延ばししてはいけない>

fizkes -shutterstock-

<仕事がデキる人は絶対に口にしない...銀座ママが耳にした途端に顔をしかめる「3文字のフレーズ」。今日やるべきことを明日に先延ばししてはいけない理由とは?>

仕事がデキる人にはどんな共通点があるのか。銀座の高級クラブ「クラブ由美」のオーナー・伊藤由美さんは「仕事がデキる人は総じて『あとで』という言葉を口にしない。

『あとで』『今度』が口癖になっている人は、仕事だけでなくプライベートでも先延ばしの常習犯となっているのではないか」という──。

※本稿は、伊藤由美『銀座のママに「ビジネス哲学」を聞いてみたら』(ワニブックスPLUS新書)の一部を再編集したものです。

デキる人は「あとで、そのうちに」とは絶対に言わない

私は「あとで」とか「いずれまた、そのうちに」という類の言葉が大嫌いな性格です。だって「あとで」は「今やらない」と同じこと。そう言われると、「あとじゃなくて、今すぐやって」「いずれやるのなら、今やりましょうよ」と思ってしまうのです。

お店で多くのビジネスマンと接してきましたが、仕事がデキる人は総じて「あとで」という言葉を口にしません。『クラブ由美』のお客さまもみなさん、話も決断も、行動も早く、フットワークが軽い方ばかりです。

「今度、○○さんを連れてきて、ママに紹介するよ」という話になると、「じゃあ、いつにしようか。再来週の水曜、会合で一緒だからそのあとはどう?」と、とにかく話が早い。

そしてすぐにお相手の方に電話をして、即予定を確認してくださいます。もし先様の都合が悪くても、その場で「だったら何日にしようか」となる。あれよあれよという間に予定が決まっていくのです。

「『またいつか』なんて言ってると絶対に紹介できないから。今、すぐに決めちゃうのが一番いいんだよ」

一事が万事で、こうした姿勢や考え方の人は、仕事の現場でも即断即決、後回しや先延ばしをしないもの。当然、仕事もデキるし周囲からの信頼も厚いはずです。

座談会
「アフリカでビジネスをする」の理想と現実...国際協力銀行(JBIC)若手職員が語る体験談
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

旧統一教会の韓鶴子総裁を聴取、前大統領巡る不正疑惑

ワールド

香港長官が政策演説、経済と生活の向上に注力 金取引

ワールド

習氏のAPEC出席を協議へ、訪中する韓国外相が明か

ビジネス

英GSK、対米300億ドル投資を計画 医薬品関税に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 2
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 3
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 4
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがま…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く…
  • 8
    「なにこれ...」数カ月ぶりに帰宅した女性、本棚に出…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 10
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中