最新記事
ビジネス書

他人に流されない、言語力、感情の整理...「コミュニケーション能力」を向上させるイチオシ書を一挙紹介

2024年9月13日(金)18時37分
flier編集部

流れて生きないためにすべきこと

抗う練習
 著者:印南敦史
 出版社:フォレスト出版

これまで、時代の節々で人々は「抵抗」してきました。権力に、差別に、偏見に。でも、いつしか「抗うなんて、かっこ悪い」という時代になった気がします。「常識」「ふつう」「みんな」という名の同調圧力に屈していないでしょうか。本書はそんな「抵抗することを忘れてしまった時代」に生きる我々に、元・音楽ライターにして書評家の著者が「自分らしく生きていくために抗う術」を伝えます。


後半は和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚の長男とのロング対談を収録。「抗い続ける存在」としての彼にスポットライトを当てました。

(フォレスト出版 出版局編集部 寺崎翼)

自分の今の言葉が、自分の未来を創る。

頭の回転が速い人の言語化のコツ
 著者:金山拓夢
 出版社:総合法令出版

実は言語化に必要なコツは3つあります。

①「なんとなく」を自覚すること。

② 頭の中を整理すること。

③ 相手のことを考えること。

たった3つですが、このコツを押さえている人は、言語化力がぐんぐんアップします。

また、この3つのコツさえ意識しておけば、一般的にいわれている「言語化力を上げる方法」や「誰かのまねをする」など既存のアプローチをする必要はありません。

日常生活全てが言語化の練習の場になるからです。

言葉は一生使うもの。

言語化力を磨くのは、早ければ早いほどいいでしょう。

この本がいま一度、読者の皆様の言語化力、そして伝え方を見直すきっかけになれば嬉しいです!

(総合法令出版 編集部 市川純矢)

笑いあり涙あり、プリンセスの留学生活の日々

赤と青のガウン オックスフォード留学記
 著者:彬子女王
 出版社:PHP研究所

赤と青のガウン。それは、くじけそうになったときにふと頭に浮かび、オックスフォードに来たときの自分に立ち返らせてくれる「目標」だった──(「あとがき」より)

著者は日本美術史の研究者で博士号も取得された女性皇族。その留学記と聞くと、構えてしまう方もいるでしょう。ところがこの本には、喜び笑い、壁にぶつかって悩み苦しみ、緊張すれば驚きもして、留学生活を一人の女性として満喫した姿が、面白すぎるエピソードとともに、飾らない筆致で綴られています。

とくに、「ヒゲの殿下」の愛称で国民に親しまれた父宮様の故・寬仁親王殿下との思い出は、「父と娘」のありのままの風景が見えてきて、泣けます!

(PHP研究所 ビジネス・教養出版部 「PHP文庫」編集担当)

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、米防衛企業20社などに制裁 台湾への武器売却

ワールド

ナジブ・マレーシア元首相、1MDB汚職事件で全25

ビジネス

タイ中銀、バーツの変動抑制へ「大規模介入」 資本流

ワールド

防衛省、川重を2カ月半指名停止 潜水艦エンジンで検
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 4
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 5
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 8
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 5
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 8
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 9
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 10
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中