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米国の「プロジェクトX」/成功者の失敗に学ぶ/東大生のノート術...【出版社イチオシ6冊】

2021年6月4日(金)18時46分
flier編集部

高年収と生きがいが両立する職業「自分」の働き方


著者:塚本亮
出版社:明日香出版社

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

『職業:自分』と聞いて、何を連想しますか?

仕事の内容以上に、その人自身がブランドになっている様子を連想される方も多いと思います。とはいえ、その域にまで達するのはなかなか容易ではありません。

本書は、現在、ビジネス書作家としても華やかに活躍されている著者が、体験談をベースに仕事の創り方を紹介した内容です。成功者の本は実に多いですが、華やかさの裏側にある、泥臭い努力に焦点を当てた本はほとんどありません。よく成功談がもてはやされますが、失敗談にはそれと同等以上の価値があるように思います。

事業がうまくいった矢先、大手企業の参入により、その事業が立ち行かなくなった著者の経験などから、どこに、どんな落とし穴があるのか、紹介しています。

これから独立したいという方は特に、是非とも著者がどんなことに苦悩し、仕事を創り上げてきたのかを読み取って、自分の働き方に活かしてもらえたら嬉しいです。
(古川創一)


東大生のノートから学ぶ 天才の思考回路をコピーする方法


著者:片山湧斗
出版社:日本能率協会マネジメントセンター

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

東大生のノートにはある共通点があります。「再現性を意識してノートをとっている」

本書制作にあたって、東大生100人以上にノートの取り方について取材したところ、この「再現性」というワードが頻繁に見られました。では、この「再現性」とは一体何なのでしょうか。

学校の授業を受けるときに、ノートをとるのは当たり前。私たちはそう思ってしまいがちです。ですが、そもそもなぜノートをとる必要があるのでしょうか。習ったことを覚えるためでしょうか。

たしかに、一般的なノートをとる目的として「覚えるため」ということは挙げられると思いますが、東大生のノートはそれにとどまりません。東大生のノートは、知識を覚える、内容を理解すると同時に、これらのことをアウトプットできるようにします。言い換えれば、「学んだことがそのまま結果につながる」ようにノートをとるのです。

アウトプットを行うために、授業内容を「再現」するーー。そんな東大生の知恵が凝縮した54冊のノートを、ぜひご覧ください。
(編集 新関)

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