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金相場、1オンス2000ドル突破 長期上昇トレンド継続へ

2020年8月5日(水)16時18分

金価格が4日時点で、1オンス=2000ドル(約21万円)の大台を突破した。写真は2019年8月、独ミュンヘンの金取り扱い業者保管庫で撮影(2020年 ロイター/Michael Dalder)

金価格が4日時点で、1オンス=2000ドル(約21万円)の大台を目前に足踏みしている(注)。その一因は強力な抵抗線にぶつかったことだが、最終的にはこれを突破し、さらに高値更新を続ける公算が大きい、というのがチャート分析の専門家の見方だ。
(編集注:5日のアジア時間で一時、2030ドルまで上昇し最高値を更新した)

今年に入って金は約30%も高騰している。各資産クラスを見渡しても、値動きはトップクラスに入る。新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に悪影響を及ぼす中で、他の資産よりも堅調を維持するのが金だとみられたため、買いを集めている。

実際、主要中央銀行の金融緩和で米国債の実質利回りが過去最低を更新し、利回りゼロの金が相対的に魅力が増した。またドルの急落を受け、外国人にとってドル建ての金が割安化した面もある。

もっとも2000ドルというのは重要な心理的抵抗線。コメルツ銀行のテクニカルアナリスト、カレン・ジョーンズ氏は月末か、もっと良いのは四半期末の終値が同水準を上回って初めて、上振れが示唆されると述べている。

足元までの値上がりペースが非常に急速だったため、目先、荒っぽい動きが予想されるとの声も聞かれる。

下値に関しては、最初の支持線は20日移動平均の1875ドル前後と、4カ月にわたる上昇の起点になった1830ドル付近だ。独立系テクニカルアナリストでかつてノムラとRBSに在籍したトム・ペルク氏は、それを割り込むともっと強固な支持線として20週移動平均の1755ドルが存在すると述べた。

元UBSの別の独立系テクニカルアナリスト、リチャード・アドコック氏によると、調整によってボラティリティー面が改善するので長期トレンドに変化は生じず、市場参加者が想定するよりも価格の上昇が続いていくことは可能だという。

当面の上値のめどは、フィボナッチエクステンション(フィボナッチ数列に基づいて押し目と戻り目からどこまで価格が上がるかを予測する手法)が示してくれる。ペルク氏の見立てでは、2067ドルが第1の、2286ドルがその次の節目だ。

だがこれは数年続く上昇の単なる始まりであってもおかしくない。ペルク氏は、フィボナッチ数列とは別のリュカ数列で分析した結果、4-5年以内に3598.80ドルまで跳ね上がる可能性があると明らかにした。

[ロイター]


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