コラム

バイデンが任期を全うできない可能性は33%? ハリス大統領はいつ現実になるか

2020年11月17日(火)07時00分

大学教授のような物腰でいつも冷静な実務派のオバマですら、共和党支持者の激しい非難と憎悪の標的になり、そうした感情が4年前の大統領選でのトランプの勝利につながった。女性で激しい論戦をいとわないハリスが副大統領になれば、共和党支持者の反発は一層激烈なものにならないとも限らない。

ハリス副大統領の誕生は、共和党支持者の反発をかき立て、次の2024年大統領選で共和党支持者が大挙して投票所に足を運び、共和党が今回のリベンジを果たすシナリオへ道を開くことになるのか。それとも、これは、民主党がいわば永遠の与党になる時代へ向けた歴史の転換点になるのか。

私の直感で言うと、バイデンが任期を全うできず、ハリスが合衆国憲法の規定に基づいて大統領に昇格した場合、2024年の大統領選でハリスが敗れる可能性はある。

しかし、バイデンが任期を務め上げ、ハリスが民主党予備選を勝ち抜いて2024年か28年の大統領選に臨む場合、共和党は極めて苦しい状況に追いやられるだろう。共和党が徹底した自己変革を遂げない限り、トランプが現代のノストラダムスとなり、その予言が的中して、2016年大統領選が共和党にとって最後の勝利になりかねない。

<2020年11月24日号「バイデンのアメリカ」特集より>

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サム・ポトリッキオ

Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人

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