- HOME
- コラム
- Surviving The Trump Era
- 2020米大統領選でトランプに挑むのは誰か──最初…
2020米大統領選でトランプに挑むのは誰か──最初の民主党討論会から占う
乱戦を制すのは誰?(民主党陣営の第1回討論会に挑んだ面々) MIKE SEGARーREUTERS
<大本命が失速し、カマラ・ハリスが急浮上――でも意外なダークホースの名は......>
手っ取り早くアメリカ政治の風を読みたければ、まずは賭け率に注目するのがいい。自腹を切って賭ける人は、党派的な好き嫌いを捨てて勝ち馬に乗ろうとするものだから。
そして野党・民主党陣営から大統領選に名乗りを上げた候補者たちの第1回討論会が終わった段階で、トップに立ったのはカマラ・ハリス上院議員。主要メディアも同様な評価を下しているが、現時点で彼女に賭ける人は大本命のジョー・バイデン前副大統領よりずっと多い。
先は長いし、風向きはいつ変わるか分からない。それでも私にはマスコミのレーダーに映らない情報がある。親愛なる読者だけに、内緒でお教えしよう。
まずは元サンアントニオ(テキサス州)市長で元住宅都市開発長官フリアン・カストロの巻き返し。今回の討論会でも有力候補のエリザベス・ウォーレン上院議員と互角の評価を得た。今後の討論会で滑らなければ4強(バイデンとバーニー・サンダース上院議員、ウォーレン、そしてハリス)に割って入る可能性大。最悪の場合でも副大統領候補の座を狙える位置にある。
逆に評価を下げたのは同じテキサス州のベト・オローク前下院議員。昨年の上院選で共和党の有力者テッド・クルーズを追い詰めて注目され、オバマ前大統領に出馬を勧められたという説もあるが、討論会では冴えず、中身もなかった。これでは副大統領候補にも残れないだろう。
それから、テレビ討論の会場に生の「聴衆」がいるというのは考えものだ。彼らの盛大な拍手や喝采は視聴者に(不当に)大きな影響を与える。そして議論の中身よりも、拍手の大きいほうが勝ったような印象を与えてしまう。今回のように候補者が多く、選択が難しい場合は特にそうだ。
言わせてもらえば、万が一にもヒラリー・クリントンが予備選に出馬すれば最終的に勝つと私は思うし、第2のドナルド・トランプになると思う。
消耗戦では若手が有利
16年大統領選のトランプは、多数の候補が乱立して党幹部が指導力を発揮できない隙を突いて、アンチ既成勢力の有権者を結集して勝利を手にした。今度の民主党予備選で、クリントンがそれを再現するのは難しくない。もちろん本人は出馬を絶対的に否定しているが、今のようなだんごレースが続けば、遅ればせながら彼女が参戦して勝利をさらうシナリオもあり得る。
08年の予備選で、クリントンはオバマと対決した討論会の過半数で勝っている。16年にはサンダースとの討論会で3戦全勝だった。今回の初戦を制したハリスも、討論のスキルでは(少なくとも今のところ)クリントンには及ばない。
「トランプにノーベル賞」がアリな理由――天敵ヒラリーでさえ絶賛したすごい成果 2025.10.22
米政府閉鎖でトランプがノリノリで召喚した「死神」の正体 2025.10.09
カーク暗殺をめぐる陰謀論...MAGA派の「内戦」を煽るのは誰か 2025.09.23
アラスカ米ロ会談が「プーチン完勝」だった訳...ロシア側は勝利に高笑い 2025.09.04
赤澤大臣の「ラトちゃん」「ベッちゃん」呼びがトランプ政権に刺さる訳 2025.08.23
バイデンの家族や側近が隠蔽した認知力問題...詐欺まがいの手口に手を染めた罪 2025.08.01
テスラ株急落でも、マスクの新党立ち上げが「負け戦」ではない訳 2025.07.15
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/web系SE・PG/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/東京都
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
人事・総務事務/「正社員」外資系製造メーカーでの人事労務@芝公園
マンパワーグループ株式会社
- 東京都
- 年収400万円~450万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
人事・総務事務/「正社員」外資系専門商社 HR業務「在宅週2OK」
マンパワーグループ株式会社
- 東京都
- 年収880万円~
- 正社員






