- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- クールジャパン戦略は破綻したのか
クールジャパン戦略は破綻したのか
つまり、クールジャパンというキャンペーンの結果、旺盛な購買力を持つ海外の消費者に、「日本文化の素晴らしさがバレてしまった」ことにより、肝心の日本の消費者が「買い負けている」のです。しかも日本文化の根幹であるコメにおいて、「買い負け」が起きて、日本人が廉価な輸入米を食べて、高価なブランド米が輸出に回っている、これは完全に国策の破綻だと思います。コメに続いて、例えば日本酒などにもこのような現象が及ぶ可能性があります。
この「買い負け」というのは、モノだけではありません。ソフトやコンテンツでも同様です。最高の役者とスタッフを揃えた時代劇ドラマ、日本代表が威信をかけて戦う野球の国際選手権の「日本国内の」放映権などが、海外資本に奪われているというのは、何かが大きく間違っているのです。
間違っているのは何か、何と言ってもそれは円安であり、その背景にある財政悪化と国内GDPの余りにも長期にわたる低迷です。クールジャパンについて言えば、そのような経済低迷を脱するための産業の一つとして推進してきた面はあります。ですが、当初想定していたような、日本人が日本文化を今まで通りに享受しつつ、プラスアルファで、そこに海外の需要が上乗せされるという段階を、今は過ぎてしまったのです。
見方を変えれば、クールジャパン戦略の結果、潤うのは一部の産業だけで、その他の消費者に取っては「自分の国の消費文化が高値となって自分が排除される」という状況になりつつあるのです。現在の日本における、現状への違和感の大きな部分はこの問題が象徴していると思います。何故このような袋小路に追い詰められたのか、政治家だけでなく、財界も含めた猛省が必要だと思います。
【関連記事】
日本人の「平均月収」は「海外バイト以下」?...円安が映す国力の転落【note限定公開記事】
「史上最高値」の株高を、日本は喜んでいいのか? 従来の価値観では全体像を見誤るリスクが
アマゾンに飛びます
2026年1月13号(1月6日発売)は「AI兵士の新しい戦争」特集。ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
トランプ政権の勢いに変調の兆しが漂い始めた 2025.12.24
円安と円高、日本経済に有利なのはどっち? 2025.12.17
サッカーをフットボールと呼ばせたいトランプの執念 2025.12.10
ベネズエラ船撃沈事件に揺れるペンタゴン 2025.12.03
意外にも「友好的」だったトランプ・マムダニ会談 2025.11.26
アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性 2025.11.19
マムダニ新NY市長の左派政策、日本への影響は? 2025.11.12
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/web系SE・PG/港区虎ノ門
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
外資系企業を支える「英文事務」土日祝休/年休120日/リモートOK
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円~50万円
- 正社員
-
総務/外資系証券会社の総務/平日週5日勤務/年間休日120日
ワークスアイディ株式会社
- 東京都
- 月給25万円~30万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員






