- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 日本学術会議が研究成果の軍事利用に慎重になるのは当…
日本学術会議が研究成果の軍事利用に慎重になるのは当然
ある技術が軍需に囲い込まれてしまうということは、次の3つの問題を生みます。
1、軍事機密の対象となり、民生品では使えなくなる。
2、競争が起きにくくなり、結果的に技術開発競争に遅れを取る可能性がある。
3、マネタイズは、自国もしくは同盟国の軍需に限定されてしまう。
仮にナノテクとか、バイオ、プログラム言語、高度の暗号化などの非常に汎用性の高い基礎領域でそれをやられてしまっては、日本の技術開発の能力は極めて限定的な「日本とその友好国の政府による軍事予算」という限られたマーケットでしか活かせないことになります。その結果として、中長期の経済成長を損なうだけでなく、日本の国家的な基盤である技術力の地盤沈下を起こす原因にもなります。
ですから、一般的に理工系の研究者が科学技術の軍事利用に慎重になるのは当たり前と言えます。
では、政府としては、どうしてそれでも技術の軍事化をやりたいのかというと、産業側にそのようなニーズがあるからです。日本の多くの産業では、人材と資金が枯渇しています。ですから、仮に汎用性の高い技術を持っていても、それを民生用の量産品に仕立てて、各国の需要を調べて世界に売り込むだけのノウハウはもうないのです。
サラリーマン社長にはそのようなリスクを取った展開をする権限はなく、また仮に実施しようとしても沈みゆく日本の金融事情の中では資金調達も思うに任せません。ですから、軍需マネーという「公共事業」の気配があれば、どうしても、そこに寄ってくるということになります。
そのようにして、オール・ジャパンの技術力が軍需に囲い込まれていくと、最終的には民生品を中心に世界の生活水準向上に貢献していた昭和以来の技術立国は終焉を迎えることになります。科学技術の軍事利用という問題については、この点を中心とした議論が必要ではないかと考えます。
消費税減税の断念示唆?に見られる日本的「空気」の決定 2026.01.28
ここがヘンだよ! 日本の総選挙 2026.01.21
利下げをめぐるトランプ政権とFRBの不毛な争い 2026.01.14
マドゥロ後のベネズエラ原油開発、日本の利権をどう考える? 2026.01.07
トランプ政権の勢いに変調の兆しが漂い始めた 2025.12.24
円安と円高、日本経済に有利なのはどっち? 2025.12.17
サッカーをフットボールと呼ばせたいトランプの執念 2025.12.10
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/東京都/web系SE・PG
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
外資系/東京都/セキュリティエンジニア/港区/東京メトロ銀座線新橋駅から徒歩1分
X STAR株式会社
- 東京都
- 年収1,000万円~1,200万円
- 正社員
-
DDGC/グローバルアカウントプランナー/外資ラグジュアリーブランド担当/オンオフ統合領域
株式会社電通デジタル
- 東京都
- 年収400万円~1,000万円
- 正社員







