- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- ウクライナ問題でアメリカはどうして「ポーカーフェー…
ウクライナ問題でアメリカはどうして「ポーカーフェース」なのか?
それは、この問題の当事者はロシアであり、EUだという認識です。そしてカネの面で言えば、まずロシアが相当額を出し、次いでロシアにエネルギーの依存度を高めているドイツが相当の負担をすればいいというスタンスです。
更に言えば、非常に自己中心的な姿勢ではありますが、アメリカとしては(1)ウクライナが最悪の場合にデフォルトになっても困らない、また(2)この地の混乱により化石エネルギーの価格が上昇してもシェールガスも出るので以前ほどには困らない、というスタンスがあるようです。
更に言えば、ロシアの金融事情は厳しいものがあるのです。現在のロシアの株価指数MICEXは、3月3日に大暴落した水準をウロウロしており、年初から15%下げた状況が続いています。ロシアの通貨ルーブルも、対ドルの水準ではダラダラと下げが続いています。
そんな中、オバマは「長期戦」で構わないというスタンスを取りつつあるようです。以前にも書きましたが、困っているのはロシアであり、ウクライナが破綻して連鎖倒産するのは困る、とりあえず借金の担保にクリミアを切り取る構えで西側を怒らせてカネを出させようとしたが乗ってこない、そうこうするうちに、株も通貨も下げが止まらない......強気のウラでプーチンは困り果てている、恐らくアメリカはそのように読んでいるのではと思います。
月曜日の市場の大幅高を見て、経済ニュース局CNBCのジム・クレマーは「要するにクリミア問題というのは、キプロス問題にちょっと毛が生えた程度の話さ」などと軽口を叩く始末ですが、その背景にはアメリカとして、ウクライナ情勢全般に関して、極めて冷淡な姿勢があるとも言えるでしょう。株高の解説としては「住民投票の結果は織り込み済み」であり、「混乱なく投票が実施された」ことで、危機はやや緩んだ、というものもありました。
オバマとしては、追い詰められたロシアがまずはEUに泣き付き、さらにどうしようもなくなって債権の一部放棄などに応じるように持っていく、そんな考えでいると思われます。「長期戦」というのはそういうことです。
-
「外資系」ITヘルプデスク「英語:中級以上」/ITコンサルティング
エイラシステム株式会社
- 東京都
- 年収400万円~650万円
- 正社員 / 契約社員
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
「カスタマーサクセス~外資系企業を中心に採用の支援~」/業界未経験OK/留学・海外生活経験、外国籍など活躍中
株式会社キャリアクロス
- 東京都
- 年収400万円~500万円
- 正社員
-
大手町駅徒歩5分 外資系インフラベンダーPM
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員