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米国版の半導体の集積拠点、台湾が「協力分野」で構想 米側に説明か

2025年11月03日(月)21時30分

 台湾の呉誠文・国家科学技術委員会主任委員(科学技術相)は3日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)会合は米閣僚と話す機会ももたらしたと述べ、ルビオ国務長官らと、米国の半導体産業発展に台湾がどう貢献できるか話し合ったと明らかにした。写真は高雄のTSMC工場。6月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

[台北 3日 ロイター] - 台湾の呉誠文・国家科学技術委員会主任委員(科学技術相)は3日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)会合は米閣僚と話す機会ももたらしたと述べ、ルビオ国務長官らと、米国の半導体産業発展に台湾がどう貢献できるか話し合ったと明らかにした。

台湾積体電路製造(TSMC)は、半導体工場建設で米国にすでに1650億ドル投資している。

呉氏は、記者会見で、半導体製造施設が集中する台湾のサイエンスパークをそっくり米国で再現することはできないが、それに似た施設を米国に建設することで、台湾が協力できる分野だと説明。

「これは台湾独自のモデルだ。米国政府の支援も得て、これを米国で急速に展開したいと考えている」と述べた。

台湾にとって、APEC会合は格好の「外交」の機会となった。首脳会議に台湾代表として出席した林信義・元行政院副院長(副首相)は同じ会見で、当地で高市早苗首相と会談したことについて、会議に出席している首脳に面会するのは「ごく普通のこと」と述べ、中国の批判を一蹴した。

ロイター
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