プレスリリース

創造型AI 「Poietic AI」を10月15日に思想カテゴリとして公開宣言 人とAIの協働と協創で"新しい意味"を創造する

2025年10月15日(水)11時30分
サステナビリティ(社会の持続可能性)に視座を高めた企業経営コンサルティングを提供しているサステナブル・イノベーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池邊 純一、以下 当社)は、これまで、創造思考プロセスを支援するAIシステムをリリースしてきました。そこで、今回、その考え方を総括して、『人とAIが協働し協創して「新しい意味」を生み出すためのAI思想カテゴリ』として、2025年10月15日に「創造型AI "Poietic AI - The Meaning Creation AI"」(以下、創造型AI)を公開宣言することにいたしました。
「Poietic」は古典ギリシア語 (poiesis)に由来し、原義は「制作・創出」です。当社では、これを「世界に新しい意味やあり方を立ち上げる行為」として用いています。
https://www.clem.co.jp/

本プレスリリースの概要を下記動画にまとめています。(約4分30秒)
動画: https://app.writevideo.ai/shared/1250ee28-5946-448d-9fbb-dc78a8eda696
(本動画は株式会社X https://www.xinc.co.jp/ のWrite Videoで作成しています)


■AI思想カテゴリ公開宣言文
宣言文は下図をご参照下さい。また、同内容は以下のURLにも掲載しています。
URL: https://www.clem.co.jp/new-ai-thought-category-poietic-ai-meaning-creation

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/549258/LL_img_549258_1.png
Fig_1 創造型AI「Poietic AI ― The Meaning Creation AI」 思想カテゴリ

■社会的背景
いま世界中に生成AI(Generative AI)が浸透し、自律型AI(Agentic AI)に向かって急速に進化してきています。しかし、形式知化された知識を学習させるAIは、原理的に創造的思考はできないとされてきました。
一方、創造的思考は、人間の思考の本質であり、その長い歴史の中で新たな技術を生み出し発展させてきた原動力でもあります。AIを進化させていく上で創造的思考は避けては通れない道なのです。


■趣旨
本日公開宣言します創造型AIは「新しい意味」を生み出すAI思想カテゴリです。
当社はこれまでAIを用いた創造的思考の支援サービスを提供して参りましたが、そこでの一貫した考え方は『人とAIが協働し協創して「新しい意味」を生み出す』でした。このAI思想カテゴリは、生成AI(Generative AI)、自律型AI(Agentic AI)の、もう一つの潮流となるべきものと考えています。


■創造型AIの適用
当社の「人とAIの協働と協創」の考え方は、人間の創造的思考の全てをAIに自律して行わせようというものではありません。AIの創造思考過程に人間が関与して、AIが創造するものに人間が責任を負うべきという倫理的意識に基づいています。
創造型AIの具現化したシステムは、当社が独自に開発した「意味創造推論AI」です。この「意味創造推論AI」の創造する「新しい意味」は「社会的価値を生み出す意味=秀逸のコンセプト」であり、そこに意図される社会的意味です。これまで、下記3つのテーマによって、新事業のコンセプトモデルを構想できるかを検証し、また、より効率的に創造的思考ができるように学習データ(HIM意味ネットワーク辞書、Best Answers)を拡充してきました。
(1)空き家問題:人口減少と過疎化で空き家が急増している地域の再生を考える
(2)昔ながらの重厚長大型産業の企業:イノベーションを起こしうる経営に変革して成長する企業に変わらなければならない
(3)知識労働の構造変革:生成AIの利用技術の進化を図り、ディスラプションへと導いていく

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/549258/LL_img_549258_2.png
Fig_2 創造型AIと意味創造推論AI

■提供するコンサルティングサービス
「意味創造推論AI」の詳細については、8月28日プレスリリース記事『「意味創造推論AIシステム」を9月1日より提供開始 希少性のある意味を創造する創造的思考のAI化を実現』をご参照下さい。また、「意味創造推論AI」の実行フロー、および、上記(3)の成果物のサンプルも当社ホームページに掲載していますので、あわせてご参照ください。
●8月28日プレスリリース記事
URL: https://www.atpress.ne.jp/news/518872
●実行フロー、および、(3)の成果物
URL: https://www.clem.co.jp/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/history-to-future-column-336-2
●本システムによる当社サービスの詳細は下記サイトをご参照下さい。
URL: https://www.clem.co.jp/service-and-proposal
※成果物は(3)の成果物相当の内容を想定しています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/549258/LL_img_549258_3.png
Fig_3 意味創造推論AI を核としたコンサルティングサービスの流れと成果物

■創造型AIが実現する経営と新たな社会的意義
今、グローバル規模で個人化が進んでいます。これは、経済が発展し自分らしく生きていくことに挑戦できる社会になった必然的な到達点とも言えます。AIをはじめとする技術の急速な進展は、個人化と相乗して、社会のトレンド(趨勢)の底流に大きな流れを引き起こしています。
現代の近代化を支えたのは人間の数千年の歴史の中で積み重ねられてきた創造的思考の賜物であることは間違いありません。しかし、個人化した社会に適合する思考はこれからのものであり、新たな創造的思考の方法を我々は考え出していかなければなりません。畢竟、AIには創造的思考はできないと言われてきていますが、AIもそれを乗り超えて進化していかなければなりません。

<お問い合わせ>
https://www.clem.co.jp/contact


■サステナブル・イノベーションズ株式会社の活動について
当社では、サステナブル経営を行う経営者向けのセミナーを過去53回開催し、累計約600名にご参加いただいています。また、社会発展に視座を高めた経営に関わる様々なサービスコンテンツを独自に開発し、企業経営に関するコンサルティング活動、および、学会活動や私的研究会での活動を展開しています。


■ホームページに公開中の関連コラム
1. #336 戦略眼と現実解 人は創造的思考ができるのか? AIは創造的思考ができないのか?
URL: https://www.clem.co.jp/future/history-to-future-column-336
2. #337 戦略眼と現実解 秀逸なコンセプトは秀逸な商品を宿し、秀逸な商品は社会を変える力を宿す
URL: https://www.clem.co.jp/future/history-to-future-column-337

■会社概要
商号 : サステナブル・イノベーションズ株式会社
代表者 : 代表取締役社長 池邊 純一
所在地 : 〒107-0061 東京都港区北青山2-7-26 Landwork青山ビル2F
設立 : 2009年10月
事業内容: 企業経営コンサルティング/NPO法人設立支援事業/
前各号に付帯する一切の業務
URL : https://www.clem.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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