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トランプ米大統領に「ノーベル平和賞メダル」を贈ったベネズエラ野党指導者の「思惑」は外れた
ハムスンは「ドイツ人はわれわれのために戦っている」と、アドルフ・ヒトラーを死後「すべての国々に正義の福音を説く説教者」に例えた。メダル贈呈はノルウェー国民に深い失望を与え、戦後、反逆罪で処罰された。ノーベル賞の歴史における最大の汚点の一つとされる。
2021年に平和賞を受賞したロシア人ジャーナリスト、ドミトリー・ムラトフ氏はウラジーミル・プーチン大統領の戦争で避難を強いられたウクライナの子どもたちを支援するため平和賞メダルをオークションにかけ、ノーベル賞メダル史上最高額の1億350万ドルで落札された。
旧政権ナンバー2を暫定指導者に据えたトランプ政権
マチャド氏がトランプ氏の歓心を買おうとする背景には自身の政治生命を懸けた一か八かの打算がある。米国がニコラス・マドゥロ大統領を拘束したことで独裁体制は崩壊したものの、米国はマチャド氏ではなく、旧政権ナンバー2のデルシー・ロドリゲス氏を暫定指導者に据えた。
「体制内継続」という米国の現実的な選択に直面し、マチャド氏は現状変更のための唯一の窓口がトランプ氏個人だとにらんだ。平和賞メダル贈呈は賞を熱望するトランプ氏の虚栄心を満たし、マチャド氏にとっては米大統領に個人的な忠誠を示す究極のカードである。
「力による平和(現実は支配)」を唱える第2次政権のトランプ氏は軍事行動を次々と起こし、デンマーク自治領グリーンランド、カナダ、パナマ接収を振りかざす。他のノーベル賞に比べ政治色が極めて強い平和賞とは言え、トランプ氏の帝国主義的ドンロー主義とは相容れない。
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