コラム

1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」

2025年10月18日(土)17時37分

2001年3月、ロンドンに滞在していたジュフリーさんはマクスウェルに「起きなさい、眠り姫! 今日は特別な日よ。シンデレラみたいに、ハンサムな王子様に会うの!」とその夜、旧知のアンドルー王子と夕食をともにすると声を弾ませた。

アンドルー王子が滞在先に着いた時、マクスウェルは媚びるようにジュフリーさんの「年齢を当ててみて」と言った。アンドルー王子は「17歳」と正確に言い当てた。ジュフリーさんはエプスタインをまねてアンドルー王子を「アンディ」と呼んだ。

女性に相手をさせるのを当然の権利のように信じる態度

ジュフリーさんは部屋から使い捨てカメラを持ってきてエプスタインに渡し、アンドルー王子がジュフリーさんの腰に腕を回し、マクスウェルがその隣で笑みを浮かべる写真を撮ってもらった。遊びに行った会員制クラブでアンドルー王子はジュフリーさんをダンスに誘った。

アンドルー王子はどこか不器用なダンサーで汗だくだった。マクスウェルは「あなたはエプスタインにしていることを彼にもするのよ」と囁いた。アンドルー王子の愛想はよかったが、ジュフリーさんとセックスするのを自分の生まれながらの権利と信じているかのように尊大だった。

2人は服を脱いで風呂に入った。アンドルー王子は早くベッドに行きたがった。ジュフリーさんのつま先や土踏まずを舐めたり撫でたりした。アンドルー王子は性交を急いでいるようだった。事が終わると「ありがとう」と言った。全体で30分もかからなかった。

プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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