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中国外交官がSNSの偽アカウントでプロパガンダを拡散する手法と規模が明らかに
いくら偽アカウントを使って拡散させようとしても実を伴わずムダのように見えるものの、SNSのアルゴリズムがアカウントのつながりが活発と認識すれば情報拡散が飛躍的に後押しされる可能性が増える。
中国外交官のアカウントに注目すると、偽情報を拡散させているとして閉鎖されたアカウントからのツイートを最も多くリツイートしていたのが劉暁明前駐英大使(現中国政府朝鮮半島事務特別代表)で50%。二番目に多かったのが駐英中国大使館で39%だった。香港の旧宗主国であるイギリスが中国外交官による偽情報パブリック・ディプロマシーの主戦場になっていたことがうかがえる。
劉前大使がツイッターのアカウントを開設したのは19年10月。フォロワーは12万3千人に達している。駐英中国大使館のフォロワーは2万9300人。劉前大使と駐英中国大使館は20年6月~今年2月、3070回ツイート。17万2千人が「いいね」し、4万5千人がリツイート、5万3千人が返信していた。継続的に反応していたのは英市民になりすました62のアカウントで、このうちすでに31アカウントが停止され、2アカウントが削除されていた。
残り29アカウントは同プログラムが調査結果をツイッターに知らせるとすぐに停止された。アカウントの活動は昨年、活発になり、劉前大使が離任した今年2月以降、低下していた。偽アカウントの開設時期やリツイートのタイミングが短時間に連続していたり、同じ言葉やフレーズを使っていたりしたという。
トロール部隊→中国外交官→なりすまし偽アカウント→市民の流れ
投稿テーマも香港民主派に好意的な英政府の批判、新疆ウイグル自治区における中国共産党の取り組みへの擁護、中国の地球温暖化対策への称賛、英BBC放送や、この報告が行われた中国研究グループなど対中強硬派下院議員への攻撃、中英関係の改善に集中していた。劉前大使のツイートは偽アカウントによって1万9千回もリツートされていた。偽アカウントがリツイートの45%を占め、ピーク時には75%にも達していた。
偽情報を大量生産するトロール部隊の偽アカウント→中国外交官や中国国営メディアのアカウント→その国の市民になりすました偽アカウント→一般市民という流れが浮かび上がる。劉前大使は昨年9月、女性が足を使って男性に性行為をしている10秒間の成人向け映像を「いいね」する"事件"が起き、大使館が「一部の反中国勢力が大使のツイッターアカウントを悪質に攻撃し、卑劣な方法を使って国民を欺いた」と反論する一幕があった。
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