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ギネスが大流行? エールとラガーの格差って? 知られざるイギリスのビール事情
「スプリット・ザ・G 」チャレンジの謎の大流行でギネスが爆売れ BRYN COLTON/GETTY IMAGES
<アルコール製品の人気は驚くべき速さで予測不能に移り変わる>
最近、ビールに関する記事を書いたのだが、ビール大好きの僕にとっては興味深かった。
市場としてのビールやアルコール飲料全般にも興味を持っている。製品の人気は驚くべき速さで予測不能に移り変わり得る。流行の大部分は巧妙なマーケティングによってつくられるが、行動経済学の観点から見ても面白い。
例えば長い間、サイダー(リンゴ酒、シードル)はイギリスではイケてない飲み物だった。「田舎者の飲み物」「オヤジの飲み物」といった感じ。イングランドはサイダーの「本場」だけに、これは残念なことだった。
そして突然、アイルランド生まれのサイダー「マグナーズ」が市場を席巻したのだ。誰もかれもがこれを飲んでいた。革新的だったのは、第一に「アイリッシュサイダー」であることを主張してイングランドのダサいサイダーとは一線を画しているとしたこと。そして第二には、氷を入れて飲めると宣伝したことだ! どういうわけか、これは実に人々を熱狂させた。人々は見るからに感嘆しながら、パイントグラスを揺らしては氷をカチカチ鳴らしたがった。
一時期、「アルコポップ」がイギリス中ではやっていた。ソフトドリンクに近いお酒だ。味だけでなく、見た目やマーケティングもソフトドリンクっぽかった(鮮やかな青色で、コーラやレモネードのような缶や瓶入りで、いかにも「ティーン」っぽいブランド名で売られていた)。この流行は僕が日本に住んでいた数年の間に訪れ、消え去ったので、当時の様子は直接目にしていない。
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