財政危機のバチカン、新教皇レオ14世の動画で献金呼びかけ

バチカン(ローマ教皇庁)は18日、新教皇レオ14世に焦点を当てた動画を公開した。カトリック教会が深刻な財政危機に陥る中、教皇の使命遂行への寄付を信徒に呼びかける内容。写真は18日、バチカンのサンピエトロ広場で撮影(2025年 ロイター/Yara Nardi)
[バチカン市 18日 ロイター] - バチカン(ローマ教皇庁)は18日、新教皇レオ14世に焦点を当てた動画を公開した。カトリック教会が深刻な財政危機に陥る中、教皇の使命遂行への寄付を信徒に呼びかける内容。
1分間の動画は、教皇の週定例謁見を待つ群衆に向けてサン・ピエトロ広場にある複数の大画面で上映される。また、バチカンの報道機関がソーシャルメディアやインターネット上に公開した。
5月8日にレオ14世の選出を告げた白い煙の映像で始まり、「平和があなた方と共にありますように」という教皇就任後最初の言葉、歓声を上げる群衆の映像と続く。背景に穏やかなピアノ演奏が流れ、教会の活動や慈善活動の支援に使われる「聖ペトロ使徒座への献金」に寄付を呼びかけている。
2023年には4840万ユーロ(5566万ドル)の献金が集まった。