イランとイスラエル、再び相互に攻撃 テヘラン空港にミサイルか

イランとイスラエルは14日未明、再び相互にミサイルなどで攻撃した。テルアビブで14日撮影(2025年 ロイター/Itai Ron)
Alexander Cornwell Parisa Hafezi Steve Holland
[テルアビブ/ドバイ/ワシントン 14日 ロイター] - イランとイスラエルは14日未明、再び相互にミサイルなどで攻撃した。
イランの通信社は、13日に続き14日もイスラエルへの空爆を開始したと報じた。
イスラエルの2大都市のテルアビブとエルサレムでは、イランのミサイルが上空を次々と飛び交う中、空襲警報のサイレンが鳴り響いた。
イスラエル軍は「この1時間で、イランからイスラエルに向けて数十発のミサイルが発射された」とし、一部迎撃したと説明した。
救急サービスによると、ミサイルが着弾した場所付近で男女2人が死亡し、数十人が負傷した。テルアビブ郊外で集合住宅が損壊し、捜索活動が行われている。
カッツ国防相は14日、民間人に向けた攻撃でイラン指導部はレッドライン(越えてはならない一線)を越えたと非難し、「重い代償を払うことになる」と警告した。
一方、イランでは、首都テヘランのメヘラバード空港を2つの飛翔体が直撃し、火災が発生したもよう。国営メディアが伝えた。同空港には空軍基地があり、他の国際空港に比べてテヘラン中心部に近い。
イランのイラバニ国連大使は、イスラエルの攻撃で軍幹部を含む78人が死亡し、民間人を中心に320人以上が負傷したとしている。