中国、在イスラエル・イランの国民に警戒呼びかけ 情勢緊迫化で

6月13日 中国は13日、イスラエルとイランに滞在する国民に対し、両国の「複雑かつ深刻な」安全保障状況に関する勧告を発出した。写真は中国国旗。2022年2月、北京で撮影(2025年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
[北京 13日 ロイター] - 中国は13日、イスラエルとイランに滞在する国民に対し、両国の「複雑かつ深刻な」安全保障状況に関する勧告を発出した。
特にイスラエル在住者にはミサイルやドローン(無人機)による攻撃の可能性に備えるよう警告。イスラエルの中国大使館は「現地の安全保障状況は複雑かつ深刻」として、安全対策を強化するとともに、不要な外出、軍事部隊や重要施設周辺への立ち入りを避けるよう呼びかけた。
中国の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」で、「冷静を保ち、警戒を怠らないよう」求めた。
一方、イランの中国大使館は別の通知で、イランに拠点を置く国民と企業に、情勢の推移に細心の注意を払い、安全意識と警戒を強化するよう勧告。重要施設や混雑した場所は避けるべきだとした。