ニュース速報
ワールド

北欧・中東欧、ウクライナのNATO加盟に尽力 首脳ら共同声明

2025年06月03日(火)01時22分

北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランド、ルーマニア、リトアニアの首脳は2日、北欧、バルト三国、中欧のNATO加盟国はウクライナのNATO加盟に尽力するとの考えを示した。(2025年 ロイター/Ints Kalnins)

Andrius Sytas

[ビリニュス 2日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランド、ルーマニア、リトアニアの首脳は2日、北欧、バルト三国、中欧のNATO加盟国はウクライナのNATO加盟に尽力するとの考えを示した。中東欧9カ国「ブカレスト9」と北欧諸国の首脳会談後に明らかにした。

リトアニアの首都ビリニュスで行われた会談にはブルガリア、チェコ共和国、エストニア、ハンガリー、ラトビア、スロバキア、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンが参加。首脳らは会談後に発表された共同声明で、「われわれは、ウクライナのNATO加盟を含む完全な欧州・大西洋統合への不可逆的な道筋に関する同盟国の決定とコミットメントを堅持する」と説明。「ウクライナは、外部からの干渉を受けることなく、自らの安全保障体制を選択し、自らの将来を決定する権利を有する」と述べた。同時に、制裁強化を含むロシアへの一段の圧力を求めるとの見方も表明した。

トランプ米大統領は、米国が過去にウクライナのNATO加盟を支持したことがウクライナ戦争の主因になったとし、ウクライナはNATOに加盟できないとの認識を示している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国国家主席は非常にタフ、ディールは極めて困難=ト

ビジネス

午後3時のドルは144円前後で売買交錯、トランプ氏

ビジネス

米ブラックロック、テキサス州の「ボイコット」リスト

ワールド

紛争地域拡大で航空会社が苦悩、リスク回避対策でコス
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 4
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    韓国大統領選挙、最終投票率79.4% 一部では二重投票…
  • 7
    女性が愛馬に「後輩ペット」を紹介...亀を見た馬の「…
  • 8
    「不思議な発疹」の写真に、ネットで議論沸騰...医師…
  • 9
    【クイズ】医薬品や放射線シールドとして使われる「…
  • 10
    「過去最高の税収増」の皮肉...トランプ関税が米雇用…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 4
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 5
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 6
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 7
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 8
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 9
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 10
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中