最新記事
ウクライナ戦争

ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び込んだドローンで軍用機41機を破壊

'Russia's Pearl Harbor'—Ukraine Surprise Drone Attack Hits Nuclear Bombers

2025年6月2日(月)16時28分
ピーター・エイトキン、ジェイソン・レモン
木箱に隠されたドローン

ウクライナ保安庁(SBU)が自動開閉式の木箱に隠してロシアに運び込んだとされるドローン (Photo: Provided by Ukraine's Security Service)

<運び込んだドローンでロシア国内から攻撃する奇襲作戦で、ウクライナを爆撃してきた戦略爆撃機の34%に被害>

6月1日、ウクライナによるドローンを使った奇襲攻撃でロシアの軍用機41機が破壊された。その大胆さと被害の大きさからネットでは「ロシアが真珠湾攻撃を受けた」との声も上がっている。

【動画】「ロシアの爆撃機が大量に燃えている」――大胆な奇襲作戦

本誌はホワイトハウスと米国務省に同日、電子メールでコメントを求めたが回答は得られていない。



 

アメリカはロシアとウクライナの停戦協議を仲介しているが、両国とも攻撃を続けるなかで、数カ月経っても目立った成果は上がっていない。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は繰り返し、停戦実現に向けた意欲に欠けるとしてロシアのウラジーミル・プーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領へのいらだちを表明してきた。

ゼレンスキーは2月、ホワイトハウスの大統領執務室でトランプとJ・D・バンス副大統領と会談して激しい口論となった際、ロシアは過去にウクライナと結んだ合意を破った事実があると述べた。

またトランプは、プーチンには戦争を長引かせる意図があり、自分に対して気をもたせるような態度を取って交渉を引き伸ばそうとしているだけなのではとの疑念も口にしている。

食と健康
消費者も販売員も健康に...「安全で美味しい」冷凍食品を届け続けて半世紀、その歩みと「オンリーワンの強み」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米雇用、8月+2.2万人で予想大幅に下回る 失業率

ワールド

インドとロシア「中国に奪われたようだ」、トランプ氏

ビジネス

焦点:日本車各社、米関税の大統領令に安堵も試練続く

ワールド

トランプ氏は良い意味で「非常にシニカル」=ロシア大
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...地球への衝突確率は? 監視と対策は十分か?
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接近する「超巨大生物」の姿に恐怖と驚きの声「手を仕舞って!」
  • 4
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習…
  • 5
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 6
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 7
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 8
    世論が望まぬ「石破おろし」で盛り上がる自民党...次…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 10
    謎のセレブ中国人ヤン・ランランの正体は「天竜人」?
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 10
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 9
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中