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米ブラックロック、テキサス州の「ボイコット」リストから除外

2025年06月04日(水)15時48分

 6月3日、米テキサス州は、エネルギー産業を「ボイコット」している企業リストから資産運用大手ブラックロックを除外した。写真は、ニューヨーク証券取引所のフロアでブラックロックの取引情報を映す画面。2022年10月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

Ross Kerber

[3日 ロイター] - 米テキサス州は3日、エネルギー産業を「ボイコット」している企業リストから資産運用大手ブラックロックを除外した。州の機関やファンドはブラックロックとのビジネスが容易になる。

同州のグレン・ヘーガー会計監査官は、ブラックロックが資産運用会社でつくる「ネット・ゼロ・アセット・マネジャーズ・イニシアチブ(NZAMI)」のような気候変動対策グループから脱退したことに伴う決定だと説明。同社が環境に関する株主決議への支持を弱め、新たなテキサス証券取引所を支援したことにも触れた。

ヘーガー氏は発表文で「(ブラックロックは)ここテキサスでも、また世界的にも、石油・ガス産業への投資を制限することで生じる真の社会的・経済的コストを認識している」と述べた。

ブラックロックは今回の決定を歓迎。「ブラックロックは顧客に代わって、州内の企業、地方自治体、エネルギーインフラ、その他の民間資産に4000億ドル以上を投資している。これらの投資はテキサス州経済の継続的な成長を支えている」と表明した。

ロイター
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