ニュース速報
ビジネス

午前の日経平均は反落、米株安など嫌気 過熱感解消の動きも

2025年09月24日(水)12時06分

 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比193円36銭安の4万5300円30銭だった。 写真は都内の株価ボード。4月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比193円36銭安の4万5300円30銭だった。 米国株安や為替の円高進行が重しとなった。朝方はプラス圏に浮上する場面も見られたが、主力株中心に売りが広がり、徐々に軟化した。市場では、日経平均が4万5000円台で推移する中、短期的な過熱感を解消する動きが続いているとの見方もあった。

日経平均は9円安と小反落で寄り付いた後プラス圏に浮上したが、再び軟化し一時、288円安の4万5205円47銭まで下落した。祝日中に円高が進行したことや、前日の米国市場でハイテク株が売られたことなどが重しとなった。

日経平均は22日、終値ベースで史上最高値を更新した。市場では「大きく上昇したので、いったん利益を確定させたいタイミング」(T&Dアセットマネジメント浪岡宏チーフストラテジスト)との見方があった。

TOPIXは0.19%安の3157.31ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆9382億8200万円だった。東証33業種では、ガラス・土石製品、サービス、金属製品など18業種が値下がり、その他製品、機械、鉱業など15業種が値上がりした。

きょうは午後1時から日本記者クラブで自民党総裁選立候補者の討論会が予定されている。市場では、小泉進次郎氏が優位との見方から関連銘柄に思惑買いの動きが見られた。スタンダード市場では、ライドシェア関連の大和自動車交通ストップ高となった。

主力株では、ファーストリテイリング、アドバンテスト、ソニーグループが2─3%超安と軟調。ソフトバンクグループ、スズキ、任天堂はしっかり。防衛関連も堅調で、IHI、三菱重工業は3─5%超高だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが649銘柄(40%)、値下がりは893銘柄(55%)、変わらずは75銘柄(4%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均は続伸、終値ベースの最高値更新 朝安後切り

ビジネス

午後3時のドルは147円後半、売買交錯が続く

ワールド

スイスの経常黒字が半減、トランプ関税巡り金輸出に異

ワールド

超大型の台風18号、台湾東部で14人死亡・152人
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
  • 2
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 3
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市場、売上を伸ばす老舗ブランドの戦略は?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    「汚い」「失礼すぎる」飛行機で昼寝から目覚めた女…
  • 6
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 7
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 8
    カーク暗殺をめぐる陰謀論...MAGA派の「内戦」を煽る…
  • 9
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 10
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の物体」にSNS大爆笑、「深海魚」説に「カニ」説も?
  • 4
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 5
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 6
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 7
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 8
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 9
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 10
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 6
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中