日経平均は続伸、終値ベースの最高値更新 朝安後切り返し

9月24日、東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比136円65銭高の4万5630円31銭で取引を終えた。写真は東京証券取引所。2024年12月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Noriyuki Hirata
[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比136円65銭高の4万5630円31銭で取引を終えた。朝方は前日の米株安を嫌気した売りが先行したが、下値では押し目買いが支えになった。大引けにかけて日経平均はプラスに浮上し、終値ベースの史上最高値を更新した。
日経平均は小安く寄り付いた後、288円安に下げ幅を拡大する場面があった。前日の米国市場でハイテク株が売られたことが重しになり、このところ上昇が目立っていた半導体関連株や電線株の一角などで売りが先行した。午後にかけて日経平均はプラスに浮上して上げ幅を拡大し、一時約200円高に上昇した。
前日まで5日続落していた任天堂が買われるなど、出遅れ銘柄や材料株に資金がシフトし、循環物色となった。市場では「日米ともAI関連株にとっていいガス抜きとなれば、過熱感が抑えられ中長期的な安心感につながる」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニアファンドマネージャー)との見方が聞かれた。
TOPIXは0.23%高の3170.45ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.23%高の1632.04ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆0051億9000万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業やその他製品、機械など18業種、値下がりはガラス・土石製品やサービス、ゴム製品など15業種だった。 ソフトバンクグループが上場来高値を更新。みずほフィナンシャルグループが堅調。年初来高値を更新した。ファーストリテイリングが軟調。前日に買われていた三菱商事が軟調。ソニーグループはさえなかった。 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.06%安の766.78ポイントと反落した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが734銘柄(45%)、値下がりは820銘柄(50%)、変わらずは63銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 45630.31 136.65 45484.41 45,205.47─45,693.28
TOPIX 3170.45 7.28 3165.1 3,146.63─3,173.27
プライム指数 1632.04 3.74 1630.07 1,619.94─1,633.49
スタンダード指数 1508.99 0.42 1508.6 1,501.42─1,508.99
グロース指数 997.54 -10.31 1006.48 995.91─1,006.48
グロース250指数 766.78 -8.2 773.63 765.45─773.63
東証出来高(万株) 192095 東証売買代金(億円) 60051.9