午後3時のドルは147円後半、売買交錯が続く

9月24日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅高の147円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Shinji Kitamura
[東京 24日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅高の147円後半で取引されている。自民党総裁選に立候補している高市早苗前経済安全保障担当相がこの日の会見で金融政策について発言したが、円相場の反応は限定的だった。
ドルは147円半ばから後半の狭いレンジ内で一進一退が続いた。米国の利下げや日本の株高などからドル安と円安がぶつかり合う構図は変わらず、値動きの乏しい展開となった。
午後1時から日本記者クラブで行われた自民党総裁選候補者の討論会では、金融政策について問われた高市氏が「手段は日銀が決めるべきだ」と発言したが、ドルは147円後半で大きな動きはなかった。
市場では「話しぶりは多少慎重になった印象だが、高市氏が勝利すれば短期筋の仕掛け売買が活発となりやすい情勢に変化はない」(トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏)といい、円安リスクがくすぶっている可能性を指摘する声が出ていた。
一方、対ドル以外では円の弱含みがやや目立ち、ユーロは一時174円半ばまで上昇し、昨年7月以来1年2カ月ぶり高値を更新した。18日に最高値を付けたスイスフランも186円後半まで切り返し、最高値が再び迫っている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 147.87/147.88 1.1797/1.1799 174.47/174.48
午前9時現在 147.60/147.61 1.1814/1.1817 174.39/174.40
NY午後5時 147.63/147.66 1.1815/1.1816 174.43/174.48