日経平均は5日続伸、年初来高値 日米交渉懸念は上値抑制

東京株式市場で日経平均は、前営業日比336円60銭高の4万0487円39銭と5日続伸して取引を終えた。写真は、東京証券取引所で2024年12月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比336円60銭高の4万0487円39銭と5日続伸して取引を終えた。米国市場での株高継続を好感した買いが優勢となった。終値ベースで年初来高値を更新し、昨年7月17日以来約11カ月ぶりの高水準となった。売り方の踏み上げが生じる中、配当再投資など好需給への思惑もあり上昇に弾みがついた。一方、日米交渉への懸念はくすぶり、上値を抑えた。
日経平均は400円高でスタートした後も上値を伸ばした。米株高を背景に、寄与度の大きい銘柄群を中心に買いが先行し、前場中盤に701円高の4万0852円54銭に一時上昇。取引時間中の年初来高値を更新し、昨年7月17日以来の高値を付けた。 一方、ドル/円が朝方には前週末の大引け時点に比べて円安だったが、後場にかけて徐々に円高方向へと水準を切り下げ、輸出関連株を中心に重しになった。トランプ米大統領が日米貿易交渉に関連して自動車輸出入の格差に不満を表明したことが伝わったこともあり、自動車株を含む輸送用機器は軟調だった。 市場では、日経平均の節目4万円を上回る水準での推移について「原油価格の反落などの環境改善に加え、配当再投資や自社株買いの活発化などの需給要因が追い風になった」(三菱UFJアセットマネジメントの石金淳チーフファンドマネジャー)との見方が聞かれた。 もっとも、米相互関税の上乗せ部分の猶予期限となる7月9日にかけては、トランプ氏の発言などで相場が不安定化する可能性も意識されている。「米経済への関税の悪影響が見えてくるようなら、来月後半から秋口にかけて、短期的な調整が入る場面があるかもしれない」(石金氏)との見方もある。 TOPIXは0.43%高の2852.84ポイントで取引を終え年初来高値を更新。東証プライム市場指数は前営業日比0.44%高の1468.13ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆6107億3400万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガスや情報・通信、鉱業など28業種、値下がりは輸送用機器や非鉄金属、電気機器など5業種だった。 ソフトバンクグループやダイキン工業が堅調。オリンパスは大幅高だった。テルモやソニーグループ、トヨタ自動車は軟調だった。
スタンダード市場に新規上場したレントの初値は公開価格を32.3%上回る5730円で、初値を下回る5340円で取引を終えた。グロース市場に新規上場のリップスの初値は公開価格を2.2%上回る3200円となった。その後、初値を下回る2843円で取引を終えた。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.69%高の748.25ポイントと3日ぶりに反発した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが893銘柄(54%)、値下がりは654銘柄(40%)、変わらずは80銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 40487.39 336.6 40550.79 40,322.54─40,852.54
TOPIX 2852.84 12.3 2860.83 2,845.56─2,869.07
プライム指数 1468.13 6.41 1472.43 1,464.54─1,476.44
スタンダード指数 1384.69 2.2 1387.84 1,384.69─1,390.35
グロース指数 962.31 14.8 953.69 953.49─967.06
グロース250指数 748.25 12.43 740.83 740.55─751.95
東証出来高(万株) 207615 東証売買代金(億円) 56107.34
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