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ヘッジファンドの世界株買い、約半年ぶり高水準=ゴールドマン調査

2025年06月03日(火)01時21分

米金融大手ゴールドマン・サックスのリポートによると、ヘッジファンドの世界の株式の買越額は先週、週間ベースで約半年ぶりの高水準だった。ニューヨーク証券取引所(NYSE)で5月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[ロンドン 2日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスのリポートによると、ヘッジファンドの世界の株式の買越額は先週、週間ベースで約半年ぶりの高水準だった。

5月の月間では、S&P総合500種が6%超、ナスダック総合は約9.6%それぞれ上昇。いずれも23年11月以来の上昇率だった。5月としては、いずれも1990年代以来となる株価の伸びを示した。

先週の取引では、テクノロジー企業が最も関心を集め、半導体やハードウエア、電機を含む人工知能(AI)関連企業が買われた。北米のIT企業や欧州勢がけん引した。

STOXX欧州600種指数も5月に大きく上昇する中、ヘッジファンドによる欧州株の買越額は月間ベースで3カ月ぶりの水準となった。先週まで3週連続で買い越している。

先週買い越したのは、スペイン、フランス、フィンランド、ドイツ、スウェーデン、デンマークの各企業。一方、アイルランド、オランダ、スイスでは売り越しだった。業種別では、一般消費財や金融、ヘルスケア、通信が買われた。

このほか、株式指数にロングポジションを取る動きも目立った。

ロイター
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